CRI・ミドルウェア、スマホ向け触覚ミドルウェア「CRI HAPTIX Android版」の提供を7月より開始 124種類の多彩な振動パターンを演出に活用
CRI・ミドルウェア<3698>は、6月30日、スマートフォンゲーム向け新製品、触覚ミドルウェア「CRI HAPTIX(読み:シーアールアイ ハプティクス)Android版」の提供を7月より開始することを発表した。
「CRI HAPTIX」は、124種類のバリエーションに富んだ振動パターンをゲーム演出に活用することで、これまでにないユーザー体験を実現する触覚ミドルウェア。触覚技術で世界をリードするイマージョン社と、ゲーム開発向けミドルウェアのCRIが提携して、高品質な触覚演出がプログラムレスで可能な開発環境を実現した。
<「CRI HAPTIX」の特長>
1.“無音のサウンドエフェクト” で新しいユーザー体験
「CRI HAPTIX」は、ゲームの映像や音声に合わせた触覚演出を可能にすることで、ゲームへの高い没入感やワクワク感を実現する。触覚演出によって、電車の中などのサウンドが再生できない環境下でも、ゲームプレイの満足度を高めることができる。まさに、振動は“無音のサウンドエフェクト”。
2.プレイ時間増加・収益性向上につながるテクノロジー
触覚演出を効果的にゲームに組み入れることで、ユーザーのプレイ時間の増加やリテンション(再訪率)の向上が見込める。イマージョン社が米国で行ったテスト(※)では、同じゲームでも、触覚演出ありの場合のプレイ時間、起動回数、課金率が、触覚演出なしの場合に比べて高くなる、という結果が出ている。
※同一ゲームの振動有/無によるユーザーの動向調査
3.イマージョン社の特許に支えられた高品質な振動表現
「CRI HAPTIX」は、2,000を超える触覚技術の特許を保有および出願中であるイマージョン社との提携により生まれた新しいミドルウェア。124種類の振動パターンの組み合わせを複雑なプログラミングなしで実現し、クオリティの高い触覚演出を実現する。ゲーム表現の幅を広げ、新しいユーザー体験を生み出す開発環境を提供する。
■触覚ミドルウェア「CRI HAPTIX」概要
・直観的な触覚演出ツール
CRIの直感的かつ操作性に優れたオーサリングツールによって、触覚演出の組み込みから調整まで手軽に行える。124種類の多彩な振動パターンから、シーンにあった振動を選択して、タイムラインに配置するだけで触覚演出が設定できる。さらに、タイムライン上にサウンド情報を表示して振動パターンを載せることで、サウンドとタイミングを合わせた触覚演出も容易に設定できる。
・実機プレビュー機能で細かな調整を手軽に実現
組み込んだ触覚演出を確認・調整できる機能。実端末上で即時にプレビューできるうえ、ゲームを動かしながら細かい調整を行うことができるため、思い通りの演出を実現することができる。
・音と振動をズレなく連動
「CRI ADX2」の「Android 音声再生遅延推測機能」を使うことで、Android端末で起こりがちな、サウンド、ゲーム描画、振動のズレを解決し、心地良いゲーム演出を実現する。
・各種ゲームエンジンに対応
Unity、Cocos2d-xに対応しており、開発環境に合わせた触覚演出の設定が可能。
■対応端末
Androidスマートフォン
■ライセンス料
ゲームアプリの売上に応じたレベニューシェア方式
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3698