1月19日付けの日経産業新聞は、ニフティ<3828>がゲームやコンテンツなどの海外展開を目指すベンチャー企業の支援を始めると報じている。
報道によれば、現地でのサービス提供に向け、クラウドサービス「ニフティクラウド」のサーバー環境を提供するほか、決済やコンテンツの翻訳、プロモーションなどをする企業を仲介もする、とのこと。インターネット人口が拡大する東南アジアなどへの進出を後押しすることで、自社クラウドの利用企業を開拓するのが狙い。
第1弾として、テックウェイ、ネバーランドカンパニー、スカイクラフトのゲーム会社3社と契約。3社は20日から台湾とフィリピン、シンガポールでSNS「Facebook」向けにゲーム事業を展開するという。
なお、同事業は、経済産業省「次世代高信頼・省エネ型IT基盤実証事業」に選定されている。政府も国内文化産業の海外進出を目指しており、6月末までは、クラウドの利用料金や課金、翻訳などにかかる費用を補助金などで賄う。
今後は、アニメや映画などのコンテンツや、ファッション、電子商取引を手がける企業の進出も支援するだけでなく、進出先もアジア地域や中南米などに広げていく、としている。