【ゲーム株概況(7/19)】任天堂が3万円台を回復…『ポケモンGO』好調やみずほの目標引き上げで カプコンも大幅高 モブキャストは材料出尽くしに

7月19日の東京株式市場では、日経平均株価は3連休を挟んで6営業日続伸となり、前日比225.46円高の1万6723.31円で取引を終えた。NYダウが過去最高値となるなど米国市場の強い展開を受けて、国内市場も朝方から買い先行の展開となった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、任天堂<7974>が3日続伸となり、約6年3ヶ月ぶりとなる3万円台を終値ベースで回復した。引き続き海外で好調な推移を見せる『ポケモンGO』が評価材料となっているほか、みずほ証券が投資判断「買い」を継続し、目標株価を2万2500円から3万1000円に引き上げたことも追い風となったようだ。

同じくレーティングを材料に大幅高を演じたのが、カプコン<9697>だ。カプコンは、東海東京調査センターが新規に投資判断「アウトパフォーム」とし、目標株価3200円でカバーを開始したことが好感された。この2社に引っ張られるように大手ゲーム株は軒並み高となり、ミクシィ<2121>やサイバーエージェント<4751>、グリー<3632>、DeNA<2432>も買われた。

半面、新作『LUMINES パズル&ミュージック』を日本で先行配信開始(関連記事)したモブキャスト<3664>は、目先の材料が出尽くしたとの見方から売られ、位置情報ゲーム関連として物色されていたモバイルファクトリー<3912>も朝方に5180円の年初来高値を付けた後、利益確定の売りに押される形でストップ安した。

前週末15日に上場したLINE<3938>は、初値が公開価格を48.4%上回ったこともあって、手じまい売りが優勢な展開となり、4000円を割り込んで取引を終えた。


■関連銘柄
株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
企業データを見る
任天堂株式会社
http://www.nintendo.co.jp/

会社情報

会社名
任天堂株式会社
設立
1947年11月
代表者
代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
決算期
3月
直近業績
売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7974
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