【レビュー】いまさら人に聞けない『刀剣乱舞-ONLINE-』 を紹介 ゲームのみならずアニメ、舞台にまで飛び出した一大コンテンツ
Social Game Infoの読者であれば知らない人はいないだろうと思われる、『刀剣乱舞-ONLINE-』。昨年1月にPCブラウザ版がサービス開始、そして今年の2月からはスマートフォンアプリ版もリリースされている。
また、メディアミックス展開も盛んなタイトルで、10月からはテレビアニメ「刀剣乱舞-花丸-」が、ufotableが作成するアニメ『刀剣乱舞』が2017年に放送が決まっている。さらに、ストレートプレイの舞台として、マーベラス<7844>が5月に舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺を上演(2016年冬の再演が決定している)、ネルケプランニングが、昨年10月ミュージカル版トライアル公演を上演、5月から6月にかけてミュージカル『刀剣乱舞』〜阿津賀志山異聞〜として上演を行った。さらには、こちらのミュージカル版に関して、9月からは新たな刀剣男士による新作公演の上演、また、11月には厳島神社の世界遺産登録20周年記念の奉納行事として特別公演を行うことが決定しており、ゲームを飛び出して、テレビアニメ、舞台、そして実際の神社にまで飛び出している『刀剣乱舞-ONLINE-』。
本稿では、そんな巨大コンテンツとなった『刀剣乱舞-ONLINE-』において、「そもそもどんなゲームなの?」「人気だけど、皆どうやって楽しんでいるの?」といった、いまさら人には聞きづらいことを中心に紹介していく。
ストーリー
西暦2205年。
歴史の改変を目論む「歴史修正主義者」によって過去への攻撃が始まった。
時の政府は、それを阻止するため「審神者(さにわ)」なる者を各時代へと送り出す。
審神者なる者とは、眠っている物の想い、心を目覚めさせ、自ら戦う力を与え、振るわせる、技を持つ者。
その技によって生み出された付喪神「刀剣男士」と共に歴史を守るため、審神者なる者は過去に飛ぶ――。
時計は先 時を遡る 歴史改変 遡るのは 刀剣のみ
阻止する者たちは 望を託し 遠い昔に 送り込む
『刀剣乱舞-ONLINE-』は、DMMゲームズとニトロプラスがタッグを組んだ刀剣男士育成シミュレーションゲーム。名刀や名槍といった名高き武器が戦士の姿となった刀剣男士。歴史上の戦場を駆けながらさまざまな刀剣男士を集め、自分だけの白刃隊を結成・育成することが可能。美麗な刀剣男士のイラストとともに、30名を越える声優陣による魅力的なボイスもゲームの特徴となる。
武器である刀剣(槍・薙刀含む)が人の姿を取った刀剣男士を集め、マップを攻略していくシミュレーションストラテジーゲームとなっており、大きな流れとしては、刀剣男士を鍛刀やドロップなどで集め、マップを攻略することで彼らを鍛え、より高難易度のマップへ進軍していくのが目的となる。
刀剣男士は、イベントのみで手に入る期間限定の男士も存在しているので現在では50振りほどが手に入る。その中にはやはり、手に入りづらい刀剣もある。ゲームを初めてしばらくは、これらのレア刀剣を手に入れるために資材を溶かすことになるだろう。ご利用は計画的に。
▲最初に選べる「打刀」「陸奥守吉行」、「加州清光」、「歌仙兼定」、「山姥切国広」、「蜂須賀虎徹」。レアリティ、能力に大きな差はないので好みで選ぼう。後にドロップや鍛刀などでも登場するので気負わずに。
▲資源と依頼札を消費して鍛刀をし、刀剣男士を作ることができる。始めたばかりなら、資源all50(最低値)で6振りほど揃えよう。資源は自然回復(審神者レベルにより上限が決まっている)するので、日々の任務を行うついでに太刀や大太刀、槍など強力な刀剣男士も揃えてしまおう。とはいえ、資源を多く使ったからといって太刀や大太刀が必ず出るとは限らない。
鍛刀をしてみるとわかると思うが、資材が少ないと短刀や脇差、打刀といった刀が出やすく、資材が多いと太刀や大太刀といった刀が出やすい。(必ずというわけではないので注意。)大量の資材で現れる刀剣男士はやはり強力なものが多い。
・短刀
幼い見た目の短刀は、生存や打撃が極端に低く序盤では遠征に行ってもらうのが良いだろう。クリティカルを発動しやすく、クリティカル時は敵に大きなダメージを与えることができる。さらに、夜戦マップ(池田屋の記憶)では、ステータスが強化され、また、戦闘開始時に遠距離攻撃を行える刀装(銃兵・弓兵・投石兵)を装備することができるので、しっかりと育てておこう。
▲現状短刀にのみ、特の次の進化として「極」が実装されている。レベルを一定まで上げ、各種アイテムを揃え、4日間の修行の旅に該当の刀剣男士を出すことで「極」となり、強力な刀剣男士として帰ってくる。
・脇差
短刀と同じく見た目が幼い刀剣男士が多い脇差。やはり生存や打撃といったところは低いが、機動や偵察といった数値が高いものが多い。また、部隊全体のクリティカル発生率もあげることができる。こちらも遠距離攻撃を行える刀装(弓兵・投石兵)を装備することが可能。
・打刀
初期にもらえる刀でもある打刀。ドロップ率も高く、連撃もでき安定した刀種である。また、投石兵も装備することが可能で遠距離攻撃も可能。夜戦でも弱体がないため、使い勝手も良く頼りになる。
・太刀
平均的に能力の高い太刀は、バランスがよく序盤から即戦力となる。遠距離攻撃ができる刀装は装備できず、夜戦では弱体化される。比較的出現率が低い刀剣が多い。装備できる刀装は、軽歩兵、重歩兵、軽騎兵、重騎兵、盾兵。
▲『刀剣乱舞-ONLINE-』のアイコン的な刀剣男士「三日月宗近」。彼は現状で一番のレア刀剣男士の一振りの太刀。スマートフォン版リリース記念で彼と同じくレア刀である「小狐丸」が配布されたので所持している人も多いかもしれない。
・大太刀
攻撃範囲が広く打撃も強く、複数の敵にダメージを与えることができる。比較的機動が低いのが玉に瑕。馬を装備させて補おう。軽歩兵、重歩兵、精鋭兵、軽騎兵、重騎兵、盾兵を装備できる。
▲大太刀の「石切丸」。素早さに当たる機動が13(特、連結MAX時)という冗談のような数値なので馬の「望月」等を装備させて補おう。「速さで劣るがこう見えてそこそこやる」彼は、打撃は全刀剣男士の中で一番高い85と強力だ。
・槍
敵の刀装を無視して本体に直接ダメージを与えることができる唯一の刀種。たまに行われるイベントでの戦力の要となる刀剣男士となるので、イベント限定の刀剣男士等を絶対手に入れたい人は、育成しておくのが良いだろう。軽歩兵、重歩兵、槍兵、盾兵を装備することができる。
・薙刀
現状は「岩融」のみがこの薙刀に該当する。全体攻撃ができる唯一の刀種となる。敵を後退させる「衝力」が数値が高い。低レベルの刀剣男士を育成する際に部隊にいると便利だろう。
▲唯一の薙刀「岩融」は、武蔵坊弁慶が使っていたことで有名。姿形も弁慶をイメージされている…?
太刀や大太刀は強力で、彼らだけ育てていればある程度までのマップをクリアすることは可能ではある。だが、いわゆる6面、夜戦マップ「池田屋の記憶」では太刀、大太刀といった大きな刀は弱体化され、短刀や脇差が大活躍する。また、イベントのマップなどでは特定の刀種では通れない道等も存在する。できれば偏った刀種だけを育てるのではなく、満遍なく様々な刀種を強化していきたい。
また、『刀剣乱舞-ONLINE-』では、レア度による能力の差はそんなに大きくはない。手に入りやすい刀剣男士だけでも十分進められ、イベントもこなせるだろう。
さて、上記にもあるように刀剣男士は刀装というものを装備できる。この刀装には、様々な種類があり、また、刀種によって装備できる刀装が違う。刀装は、専用の画面から資材を使って作ることができる。
▲遠戦ができる刀装はとても強力なのでぜひ装備させたい。
刀装を装備させないで出撃させると、刀剣男士はどんどん傷ついてしまい、手入れにも資材がかかるため、しっかりと装備させてあげたい。また、刀装を作るのは日々の任務にもなっているため、しっかりと作っておこう。
刀剣男士を揃え、刀装を装備させたら、早速戦場に出陣。歴史の改変を目論む「歴史修正主義者」を倒して、彼らの本陣に到着、見事撃破すればそのマップはクリアとなる。
▲後半になるにつれて分かれ道が多数存在。最短ルートで本陣にたどり着けるか、それとも行き止まりへたどり着いてしまうかはサイコロのみが知っている。
各マスでは多くの場合「歴史修正主義者」と戦闘になる。戦闘に突入すると索敵が行われ、これに成功すると敵の陣形が判明する。この敵の陣形を見つつ、自分の部隊の陣形を決めよう。有利不利が表示されるので、有利を選べば特に問題はないだろう。
陣形を選んだら、戦闘中にプレイヤーができることは何もない。遠戦、白刃戦といった戦闘を見とどけよう。
▲誰かが重傷を負ってしまったら、なにはともあれ帰城しよう。このまま進んでしまい敵からの攻撃受け、HPが0になると刀剣破壊となり二度と戻ってこなくなってしまう。(お守りを装備させることで、一度だけ回避できる。)
勝利条件(全ての敵を撃破、戦線崩壊にする等)を満たせば、勝利。逆に勝利条件を満たさずにいると敗北となり、強制帰城となる。また、部隊長が重傷を負ってしまっても本丸に戻されてしまう。
戦闘に勝利すると、まれに刀剣男士がドロップすることがある。限られたマップや敵からしかドロップしない刀剣男士も存在する。これらの刀剣男士たちを集めるために一喜一憂することになるだろう。
戦闘で刀剣男士が傷を負ってしまったら、手入れをする必要がある。手入れには、各種資材が必要で、傷がの大きさや、刀種、レベルによって資材の量が変わってくる。手入れをすぐに終わらせたい場合は手伝い札を使うのが良いだろう。
手入れ、鍛刀、刀装作りと、何かと資材が必要になるこのゲーム。資材は自然に回復するが、この自然回復は審神者レベルによって上限が決まっている。なにかと重要な資材は、遠征で手にいれることができる。
遠征には第二部隊から第四部隊を派遣することが可能。それぞれ異なる遠征先に同時に派遣することができる。遠征の成功には条件があり、達成条件をしっかりと読んで部隊を編成する必要がある。
一つ前の遠征を成功させることで、次の遠征が解放され、様々な遠征を行うことが可能。ずっとプレイできるときは短めの遠征、しばらくプレイできない場合は長めの遠征、といったように使いわけよう。
遠征では資材の他に手伝い札や、依頼札といった道具も手にいれることができる。
さて、ゲームの要となる刀剣男士だが、練度といわれるものをあげる他に、各種パラメーターも一定値あげることができる。
まずは、内番。こちらは「馬当番」、「畑当番」、「手合せ」をそれぞれ2人1組、合計6人の刀剣男士たちにお願いすることで能力をほんの僅か上昇させることが可能。1度「内番」を任せると24時間は担当を替えたり追加したりすることはできないが、「手入」中であっても「内番」を任せることも、「内番」中に「出陣」や「遠征」を行うことも可能となっている。内番をお願いすると刀剣男士たちの掛け合いも発生、特定の組み合わせで普段見ることができない刀剣男士の姿を見ることも可能だ。
▲内番中は専用の衣装を身にまとっており、刀剣男士達の個性が現れている。
続いて錬結(合成)。こちらは刀剣男士を素材として、能力を上昇させる。強化できる能力は「機動」、「衝力」、「打撃」、「統率」の4種類で、刀剣男士によってそれぞれの能力の上昇限界値が違う。素材に選択した刀剣男士は消えてしまうので、レベルの高い刀剣男士はしっかりとロックをかけておこう。
ここまで『刀剣乱舞-ONLINE-』のゲーム自体の説明をしてきたが、書いてあるように、あまり複雑な戦略性を必要としないゲームとなっている。お気に入りの刀剣男士を見つけるために、部隊を強くし、資材をためて、出撃、ということを繰り返すことが主なサイクルとなるこのゲーム。ゲームに慣れていない人でも、楽しく手軽に遊ぶことができるだろう。
では、多くの女性たちを熱狂させるのは、どの部分なのだろうか?
一つに、やはり刀剣男士、キャラクターの力がとても大きいと感じられる。『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場する刀剣は全て実際に存在しているものや、歴史上に存在していたとされているものが登場している。彼らは、刀剣、つまり物として歴史上の人物に使われていた、という来歴が一振り一振りにある。そして、刀剣男士それぞれが、その来歴から由来した姿や性格をしているが、あまり多くは語られていない。
ユーザーとしては、お気に入りの刀剣男士がどんな来歴を持っているのかを調べたくなる。彼らの来歴は日本の歴史、彼ら一振り一振りにものすごく壮大なバックグランドが存在しているのだ。それを感じさせる、でも押し付けがましくないキャラクターデザインが功を奏してか、刀剣男士のみならず刀剣自体に興味を持ち、博物館や美術館を訪れるファンも多いと報道されている。もちろん正解は提示されていないし、今ユーザーの中で確立されている刀剣男士の設定も、もしかしたらゲームのアップデート一つでひっくり返ってしまうかもしれないが、それもまたキャラクターの魅力を大きく際立たせているのではないだろうか。
二つ目はやはり、間口の広さだろう。冒頭にも記載した通り、このコンテンツは様々なメディアミックスを行っており、さらに刀剣という日本独自の文化を元にしているため、ゲームからのファン、刀剣自体のファン、舞台のファン、ミュージカルのファンがこの『刀剣乱舞』という一つのコンテンツを中心に集っている。
巨大コンテンツとして成長をし続ける『刀剣乱舞-ONLINE-』。ゲームでも他のメディアでも、今後どのような展開がされるのが引き続き注目だ。
また、メディアミックス展開も盛んなタイトルで、10月からはテレビアニメ「刀剣乱舞-花丸-」が、ufotableが作成するアニメ『刀剣乱舞』が2017年に放送が決まっている。さらに、ストレートプレイの舞台として、マーベラス<7844>が5月に舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺を上演(2016年冬の再演が決定している)、ネルケプランニングが、昨年10月ミュージカル版トライアル公演を上演、5月から6月にかけてミュージカル『刀剣乱舞』〜阿津賀志山異聞〜として上演を行った。さらには、こちらのミュージカル版に関して、9月からは新たな刀剣男士による新作公演の上演、また、11月には厳島神社の世界遺産登録20周年記念の奉納行事として特別公演を行うことが決定しており、ゲームを飛び出して、テレビアニメ、舞台、そして実際の神社にまで飛び出している『刀剣乱舞-ONLINE-』。
本稿では、そんな巨大コンテンツとなった『刀剣乱舞-ONLINE-』において、「そもそもどんなゲームなの?」「人気だけど、皆どうやって楽しんでいるの?」といった、いまさら人には聞きづらいことを中心に紹介していく。
■『刀剣乱舞-ONLINE-』とは?
ストーリー
西暦2205年。
歴史の改変を目論む「歴史修正主義者」によって過去への攻撃が始まった。
時の政府は、それを阻止するため「審神者(さにわ)」なる者を各時代へと送り出す。
審神者なる者とは、眠っている物の想い、心を目覚めさせ、自ら戦う力を与え、振るわせる、技を持つ者。
その技によって生み出された付喪神「刀剣男士」と共に歴史を守るため、審神者なる者は過去に飛ぶ――。
時計は先 時を遡る 歴史改変 遡るのは 刀剣のみ
阻止する者たちは 望を託し 遠い昔に 送り込む
『刀剣乱舞-ONLINE-』は、DMMゲームズとニトロプラスがタッグを組んだ刀剣男士育成シミュレーションゲーム。名刀や名槍といった名高き武器が戦士の姿となった刀剣男士。歴史上の戦場を駆けながらさまざまな刀剣男士を集め、自分だけの白刃隊を結成・育成することが可能。美麗な刀剣男士のイラストとともに、30名を越える声優陣による魅力的なボイスもゲームの特徴となる。
武器である刀剣(槍・薙刀含む)が人の姿を取った刀剣男士を集め、マップを攻略していくシミュレーションストラテジーゲームとなっており、大きな流れとしては、刀剣男士を鍛刀やドロップなどで集め、マップを攻略することで彼らを鍛え、より高難易度のマップへ進軍していくのが目的となる。
刀剣男士は、イベントのみで手に入る期間限定の男士も存在しているので現在では50振りほどが手に入る。その中にはやはり、手に入りづらい刀剣もある。ゲームを初めてしばらくは、これらのレア刀剣を手に入れるために資材を溶かすことになるだろう。ご利用は計画的に。
▲最初に選べる「打刀」「陸奥守吉行」、「加州清光」、「歌仙兼定」、「山姥切国広」、「蜂須賀虎徹」。レアリティ、能力に大きな差はないので好みで選ぼう。後にドロップや鍛刀などでも登場するので気負わずに。
▲資源と依頼札を消費して鍛刀をし、刀剣男士を作ることができる。始めたばかりなら、資源all50(最低値)で6振りほど揃えよう。資源は自然回復(審神者レベルにより上限が決まっている)するので、日々の任務を行うついでに太刀や大太刀、槍など強力な刀剣男士も揃えてしまおう。とはいえ、資源を多く使ったからといって太刀や大太刀が必ず出るとは限らない。
■刀剣の種類を紹介 各刀種の特徴をしっかりと把握しよう
鍛刀をしてみるとわかると思うが、資材が少ないと短刀や脇差、打刀といった刀が出やすく、資材が多いと太刀や大太刀といった刀が出やすい。(必ずというわけではないので注意。)大量の資材で現れる刀剣男士はやはり強力なものが多い。
・短刀
幼い見た目の短刀は、生存や打撃が極端に低く序盤では遠征に行ってもらうのが良いだろう。クリティカルを発動しやすく、クリティカル時は敵に大きなダメージを与えることができる。さらに、夜戦マップ(池田屋の記憶)では、ステータスが強化され、また、戦闘開始時に遠距離攻撃を行える刀装(銃兵・弓兵・投石兵)を装備することができるので、しっかりと育てておこう。
▲現状短刀にのみ、特の次の進化として「極」が実装されている。レベルを一定まで上げ、各種アイテムを揃え、4日間の修行の旅に該当の刀剣男士を出すことで「極」となり、強力な刀剣男士として帰ってくる。
・脇差
短刀と同じく見た目が幼い刀剣男士が多い脇差。やはり生存や打撃といったところは低いが、機動や偵察といった数値が高いものが多い。また、部隊全体のクリティカル発生率もあげることができる。こちらも遠距離攻撃を行える刀装(弓兵・投石兵)を装備することが可能。
・打刀
初期にもらえる刀でもある打刀。ドロップ率も高く、連撃もでき安定した刀種である。また、投石兵も装備することが可能で遠距離攻撃も可能。夜戦でも弱体がないため、使い勝手も良く頼りになる。
・太刀
平均的に能力の高い太刀は、バランスがよく序盤から即戦力となる。遠距離攻撃ができる刀装は装備できず、夜戦では弱体化される。比較的出現率が低い刀剣が多い。装備できる刀装は、軽歩兵、重歩兵、軽騎兵、重騎兵、盾兵。
▲『刀剣乱舞-ONLINE-』のアイコン的な刀剣男士「三日月宗近」。彼は現状で一番のレア刀剣男士の一振りの太刀。スマートフォン版リリース記念で彼と同じくレア刀である「小狐丸」が配布されたので所持している人も多いかもしれない。
・大太刀
攻撃範囲が広く打撃も強く、複数の敵にダメージを与えることができる。比較的機動が低いのが玉に瑕。馬を装備させて補おう。軽歩兵、重歩兵、精鋭兵、軽騎兵、重騎兵、盾兵を装備できる。
▲大太刀の「石切丸」。素早さに当たる機動が13(特、連結MAX時)という冗談のような数値なので馬の「望月」等を装備させて補おう。「速さで劣るがこう見えてそこそこやる」彼は、打撃は全刀剣男士の中で一番高い85と強力だ。
・槍
敵の刀装を無視して本体に直接ダメージを与えることができる唯一の刀種。たまに行われるイベントでの戦力の要となる刀剣男士となるので、イベント限定の刀剣男士等を絶対手に入れたい人は、育成しておくのが良いだろう。軽歩兵、重歩兵、槍兵、盾兵を装備することができる。
・薙刀
現状は「岩融」のみがこの薙刀に該当する。全体攻撃ができる唯一の刀種となる。敵を後退させる「衝力」が数値が高い。低レベルの刀剣男士を育成する際に部隊にいると便利だろう。
▲唯一の薙刀「岩融」は、武蔵坊弁慶が使っていたことで有名。姿形も弁慶をイメージされている…?
太刀や大太刀は強力で、彼らだけ育てていればある程度までのマップをクリアすることは可能ではある。だが、いわゆる6面、夜戦マップ「池田屋の記憶」では太刀、大太刀といった大きな刀は弱体化され、短刀や脇差が大活躍する。また、イベントのマップなどでは特定の刀種では通れない道等も存在する。できれば偏った刀種だけを育てるのではなく、満遍なく様々な刀種を強化していきたい。
また、『刀剣乱舞-ONLINE-』では、レア度による能力の差はそんなに大きくはない。手に入りやすい刀剣男士だけでも十分進められ、イベントもこなせるだろう。
■刀装を効果的に使おう
さて、上記にもあるように刀剣男士は刀装というものを装備できる。この刀装には、様々な種類があり、また、刀種によって装備できる刀装が違う。刀装は、専用の画面から資材を使って作ることができる。
▲遠戦ができる刀装はとても強力なのでぜひ装備させたい。
刀装を装備させないで出撃させると、刀剣男士はどんどん傷ついてしまい、手入れにも資材がかかるため、しっかりと装備させてあげたい。また、刀装を作るのは日々の任務にもなっているため、しっかりと作っておこう。
■サイコロが左右する戦場へいざ出陣〜!
刀剣男士を揃え、刀装を装備させたら、早速戦場に出陣。歴史の改変を目論む「歴史修正主義者」を倒して、彼らの本陣に到着、見事撃破すればそのマップはクリアとなる。
▲後半になるにつれて分かれ道が多数存在。最短ルートで本陣にたどり着けるか、それとも行き止まりへたどり着いてしまうかはサイコロのみが知っている。
各マスでは多くの場合「歴史修正主義者」と戦闘になる。戦闘に突入すると索敵が行われ、これに成功すると敵の陣形が判明する。この敵の陣形を見つつ、自分の部隊の陣形を決めよう。有利不利が表示されるので、有利を選べば特に問題はないだろう。
陣形を選んだら、戦闘中にプレイヤーができることは何もない。遠戦、白刃戦といった戦闘を見とどけよう。
▲誰かが重傷を負ってしまったら、なにはともあれ帰城しよう。このまま進んでしまい敵からの攻撃受け、HPが0になると刀剣破壊となり二度と戻ってこなくなってしまう。(お守りを装備させることで、一度だけ回避できる。)
勝利条件(全ての敵を撃破、戦線崩壊にする等)を満たせば、勝利。逆に勝利条件を満たさずにいると敗北となり、強制帰城となる。また、部隊長が重傷を負ってしまっても本丸に戻されてしまう。
戦闘に勝利すると、まれに刀剣男士がドロップすることがある。限られたマップや敵からしかドロップしない刀剣男士も存在する。これらの刀剣男士たちを集めるために一喜一憂することになるだろう。
戦闘で刀剣男士が傷を負ってしまったら、手入れをする必要がある。手入れには、各種資材が必要で、傷がの大きさや、刀種、レベルによって資材の量が変わってくる。手入れをすぐに終わらせたい場合は手伝い札を使うのが良いだろう。
■何がなくても資材が大事 遠征で資材を手に入れよう。
手入れ、鍛刀、刀装作りと、何かと資材が必要になるこのゲーム。資材は自然に回復するが、この自然回復は審神者レベルによって上限が決まっている。なにかと重要な資材は、遠征で手にいれることができる。
遠征には第二部隊から第四部隊を派遣することが可能。それぞれ異なる遠征先に同時に派遣することができる。遠征の成功には条件があり、達成条件をしっかりと読んで部隊を編成する必要がある。
一つ前の遠征を成功させることで、次の遠征が解放され、様々な遠征を行うことが可能。ずっとプレイできるときは短めの遠征、しばらくプレイできない場合は長めの遠征、といったように使いわけよう。
遠征では資材の他に手伝い札や、依頼札といった道具も手にいれることができる。
■刀剣男士を強化しよう
さて、ゲームの要となる刀剣男士だが、練度といわれるものをあげる他に、各種パラメーターも一定値あげることができる。
まずは、内番。こちらは「馬当番」、「畑当番」、「手合せ」をそれぞれ2人1組、合計6人の刀剣男士たちにお願いすることで能力をほんの僅か上昇させることが可能。1度「内番」を任せると24時間は担当を替えたり追加したりすることはできないが、「手入」中であっても「内番」を任せることも、「内番」中に「出陣」や「遠征」を行うことも可能となっている。内番をお願いすると刀剣男士たちの掛け合いも発生、特定の組み合わせで普段見ることができない刀剣男士の姿を見ることも可能だ。
▲内番中は専用の衣装を身にまとっており、刀剣男士達の個性が現れている。
続いて錬結(合成)。こちらは刀剣男士を素材として、能力を上昇させる。強化できる能力は「機動」、「衝力」、「打撃」、「統率」の4種類で、刀剣男士によってそれぞれの能力の上昇限界値が違う。素材に選択した刀剣男士は消えてしまうので、レベルの高い刀剣男士はしっかりとロックをかけておこう。
■日本を代表するコンテンツとして
ここまで『刀剣乱舞-ONLINE-』のゲーム自体の説明をしてきたが、書いてあるように、あまり複雑な戦略性を必要としないゲームとなっている。お気に入りの刀剣男士を見つけるために、部隊を強くし、資材をためて、出撃、ということを繰り返すことが主なサイクルとなるこのゲーム。ゲームに慣れていない人でも、楽しく手軽に遊ぶことができるだろう。
では、多くの女性たちを熱狂させるのは、どの部分なのだろうか?
一つに、やはり刀剣男士、キャラクターの力がとても大きいと感じられる。『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場する刀剣は全て実際に存在しているものや、歴史上に存在していたとされているものが登場している。彼らは、刀剣、つまり物として歴史上の人物に使われていた、という来歴が一振り一振りにある。そして、刀剣男士それぞれが、その来歴から由来した姿や性格をしているが、あまり多くは語られていない。
ユーザーとしては、お気に入りの刀剣男士がどんな来歴を持っているのかを調べたくなる。彼らの来歴は日本の歴史、彼ら一振り一振りにものすごく壮大なバックグランドが存在しているのだ。それを感じさせる、でも押し付けがましくないキャラクターデザインが功を奏してか、刀剣男士のみならず刀剣自体に興味を持ち、博物館や美術館を訪れるファンも多いと報道されている。もちろん正解は提示されていないし、今ユーザーの中で確立されている刀剣男士の設定も、もしかしたらゲームのアップデート一つでひっくり返ってしまうかもしれないが、それもまたキャラクターの魅力を大きく際立たせているのではないだろうか。
二つ目はやはり、間口の広さだろう。冒頭にも記載した通り、このコンテンツは様々なメディアミックスを行っており、さらに刀剣という日本独自の文化を元にしているため、ゲームからのファン、刀剣自体のファン、舞台のファン、ミュージカルのファンがこの『刀剣乱舞』という一つのコンテンツを中心に集っている。
巨大コンテンツとして成長をし続ける『刀剣乱舞-ONLINE-』。ゲームでも他のメディアでも、今後どのような展開がされるのが引き続き注目だ。
■関連サイト
©2015-2016 DMMゲームズ/Nitroplus
会社情報
- 会社名
- DMM GAMES(EXNOA)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ニトロプラス
- 設立
- 2000年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 小坂 崇氣