CPI型アドネットワークのアイモバイルが東証マザーズに10月27日に上場決定…約47億円を調達予定

東京証券取引所は、9月23日、アイモバイルの東証マザーズへの新規上場を承認した。上場予定日は10月27日で、市場コードは「6535」となる。主事幹事証券は、SBI証券、監査人はトーマツだ。

同社は、クリック課金(CPI)型アドネットワーク「i-mobile for MB」や「i-mobile for PC」を展開しているほか、アフィリエイト広告プラットフォーム「i-mobile for AF」を提供している。主な販売先は、セプテーニ25億円(割合16.6%)、ライブレボリューション21億円(同14.4%)、サイバーエージェント18億円(同12.0%)などとなっている。

直近の業績は、2015年7月期では、売上高150億円(前の期比50.5%増)、経常利益28億円(同57.2%増)、最終利益18億円(同61.6%増)と大きく伸びている。今期は、第3四半期(2015年8月~2016年4月)は、売上高112億円(前年同期比1.1%増)、経常利益16億円(同22.6%減)、最終利益10億円(同20.0%減)となっている。

 
【アイモバイルの売上高・経常利益の推移(単位:億円)】

 

なお、上場に伴い、新株発行で37億8800万円、第三者割当による自己株式の処分で9億3900万円で、総額約47億2800万円を調達する見通し。既存事業の競争力強化を目的としたシステム投資、新規事業の創出・拡大のための成長投資及びM&Aを含めた事業拡大のための投資に充当する、としている。ちなみに想定価格は1株あたり1240円で、上場時発行済株式総数で計算すると時価総額は274億円となる。
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