【決算カレンダー】ゲーム関連企業の7~9月期決算…10月発表分(前半戦)の注目は? サイバーエージェントは『Shadowverse』がフル寄与
2016年7~9月期決算の発表がまもなく本格化を迎える。3月期決算銘柄の第2四半期、つまり中間決算にあたるこの期は多くの企業の業績進捗動向などを見る上で大きなポイントとなってくる。
ゲーム関連株ということで見ると、今回の決算発表のピークは、10月中の前半戦は10月28日、11月に入ってからの後半戦は11月10日と11日という感じになっている。今回の記事では前半戦となる10月中に決算発表を行う中から注目銘柄を紹介したい。
ちなみに今回の決算期で本決算となる9月期決算のゲーム関連株は、サイバーエージェント<4751>、アクセルマーク<3624>、コロプラ<3668>、オルトプラス<3672>、日本ファルコム<3723>、イグニス<3689>、CRI・ミドルウェア<3698>と比較的多い。
また、今回紹介する前半戦で決算発表を行う主なゲーム関連株は、10月20日にモバイルファクトリー<3912>、26日にドリコム<3793>と任天堂<7974>、27日にコーエーテクモHD<3635>と enish<3667>、サイバーエージェント<4751>、カプコン<9697>、28日にガンホー<3765>とAiming<3911>、コナミHD<9766>、31日にユナイテッド<2497>とマーベラス<7844>となっている。
なお、Social Game Infoでは、この決算発表シーズンも決算記事を随時更新していくほか、決算説明会のレポートも引き続き、リソースの許す限り行っていく方針だ。
ゲーム関連事業を手掛ける企業の中でも特に主力タイトルの好調ぶりが目立つ。『グランブルーファンタジー』や『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』『夢王国と100人の王子様』など既存タイトルに加え、第3四半期時点ではわずか2週間の貢献だったCygamesの新作『Shadowverse』がこの第4四半期はフル寄与してくることになり、おそらくゲーム事業については、過去最高水準の業績となることが期待されるところ。一方、先行投資分野であるメディア事業も「AbemaTV」が開局からわずか6ヶ月弱の10月5日に累計900万ダウンロードを突破するなど順調な推移を見せており、こちらの収益化がどのくらいの時期で見えてくるのかも関心が募るところだ。
今回発表される第3四半期決算は第2四半期までの減少トレンドに歯止めがかけられるかどうかが注目のポイント。一方で、今後については、10月3日よりAndroid版、同11日よりiOS版のサービスを開始した『ディズニー マジックキングダムズ』や、先日10月17日にティザーサイトが公開された新作RPG『セブンス・リバース』など新作タイトルで、第4四半期に底打ち反転することができるのかどうかが注目される。
IPタイトルに集中する戦略に取り組む同社だが、期待の新作『ダービースタリオン マスターズ』の事前登録者数が25万人を突破するなど、まずは順調なスタートが切れそうだ。ただし、当初の第2四半期期間中のリリース予定からリリース日が後ろ倒しになっており、それが業績予想にどう影響してくるかは気になるところ。また、IPタイトルの性質上、同社だけの意向で決算と同時に発表することは難しいと思われるが、次のタイトルの動向がこの決算のタイミングで見えてくるかどうかにも注目したい。
ゲーム関連株ということで見ると、今回の決算発表のピークは、10月中の前半戦は10月28日、11月に入ってからの後半戦は11月10日と11日という感じになっている。今回の記事では前半戦となる10月中に決算発表を行う中から注目銘柄を紹介したい。
ちなみに今回の決算期で本決算となる9月期決算のゲーム関連株は、サイバーエージェント<4751>、アクセルマーク<3624>、コロプラ<3668>、オルトプラス<3672>、日本ファルコム<3723>、イグニス<3689>、CRI・ミドルウェア<3698>と比較的多い。
また、今回紹介する前半戦で決算発表を行う主なゲーム関連株は、10月20日にモバイルファクトリー<3912>、26日にドリコム<3793>と任天堂<7974>、27日にコーエーテクモHD<3635>と enish<3667>、サイバーエージェント<4751>、カプコン<9697>、28日にガンホー<3765>とAiming<3911>、コナミHD<9766>、31日にユナイテッド<2497>とマーベラス<7844>となっている。
なお、Social Game Infoでは、この決算発表シーズンも決算記事を随時更新していくほか、決算説明会のレポートも引き続き、リソースの許す限り行っていく方針だ。
【注目銘柄①】サイバーエージェント<4751>
ゲーム関連事業を手掛ける企業の中でも特に主力タイトルの好調ぶりが目立つ。『グランブルーファンタジー』や『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』『夢王国と100人の王子様』など既存タイトルに加え、第3四半期時点ではわずか2週間の貢献だったCygamesの新作『Shadowverse』がこの第4四半期はフル寄与してくることになり、おそらくゲーム事業については、過去最高水準の業績となることが期待されるところ。一方、先行投資分野であるメディア事業も「AbemaTV」が開局からわずか6ヶ月弱の10月5日に累計900万ダウンロードを突破するなど順調な推移を見せており、こちらの収益化がどのくらいの時期で見えてくるのかも関心が募るところだ。
【注目銘柄②】ガンホー<3765>
今回発表される第3四半期決算は第2四半期までの減少トレンドに歯止めがかけられるかどうかが注目のポイント。一方で、今後については、10月3日よりAndroid版、同11日よりiOS版のサービスを開始した『ディズニー マジックキングダムズ』や、先日10月17日にティザーサイトが公開された新作RPG『セブンス・リバース』など新作タイトルで、第4四半期に底打ち反転することができるのかどうかが注目される。
【注目銘柄③】ドリコム<3793>
IPタイトルに集中する戦略に取り組む同社だが、期待の新作『ダービースタリオン マスターズ』の事前登録者数が25万人を突破するなど、まずは順調なスタートが切れそうだ。ただし、当初の第2四半期期間中のリリース予定からリリース日が後ろ倒しになっており、それが業績予想にどう影響してくるかは気になるところ。また、IPタイトルの性質上、同社だけの意向で決算と同時に発表することは難しいと思われるが、次のタイトルの動向がこの決算のタイミングで見えてくるかどうかにも注目したい。
発表予定日 | コード | 会社名 | 決算期末 | 種別 |
10月20日 | 2656 | ベクター | 3月 | 2Q |
10月20日 | 3912 | モバイルファクトリー | 12月 | 3Q |
10月24日 | 2351 | ASJ | 3月 | 2Q |
10月26日 | 3688 | VOYAGE GROUP | 9月 | 本決算 |
10月26日 | 3793 | ドリコム | 3月 | 2Q |
10月26日 | 3938 | LINE | 12月 | 3Q |
10月26日 | 7974 | 任天堂 | 3月 | 2Q |
10月27日 | 2767 | フィールズ | 3月 | 2Q |
10月27日 | 3635 | コーエーテクモHD | 3月 | 2Q |
10月27日 | 3667 | enish | 12月 | 3Q |
10月27日 | 4751 | サイバーエージェント | 9月 | 本決算 |
10月27日 | 9697 | カプコン | 3月 | 2Q |
10月28日 | 2389 | オプトHD | 12月 | 3Q |
10月28日 | 3765 | ガンホー | 12月 | 3Q |
10月28日 | 3911 | Aiming | 12月 | 3Q |
10月28日 | 4347 | ブロードメディア | 3月 | 2Q |
10月28日 | 4816 | 東映アニメーション | 3月 | 2Q |
10月28日 | 9437 | NTTドコモ | 3月 | 2Q |
10月28日 | 9478 | SEHD&インキュベーションズ | 3月 | 2Q |
10月28日 | 9766 | コナミHD | 3月 | 2Q |
10月31日 | 2497 | ユナイテッド | 3月 | 2Q |
10月31日 | 4348 | インフォコム | 3月 | 2Q |
10月31日 | 4644 | イマジニア | 3月 | 2Q |
10月31日 | 4676 | フジ・メディアHD | 3月 | 2Q |
10月31日 | 7844 | マーベラス | 3月 | 2Q |
10月31日 | 9438 | エムティーアイ | 9月 | 本決算 |
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793