トップカルチャー、第1四半期決算は営業利益2825%増の1億1700万円…店舗運営効率化、ゲーム・トレカ事業は23.6%増と好調

トップカルチャー<7640>は、3月12日、2026年10月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高47億2800万円(前年同期比3.4%減)、営業利益1億1700万円(同2825.0%増)、経常利益1億0200万円(前年同期は1600万円の損失計上)、最終利益8600万円(同28.0%減)だった。

・売上高:47億2800万円(同3.4%減)
・営業利益:1億1700万円(同2825.0%増)
・経常利益:1億0200万円(同1600万円の損失計上)
・最終利益:8600万円(同28.0%減)

同社では、売上高は前年同期比で減少したものの、店舗運営オペレーションの見直しにより利益面が大幅に改善し黒字を達成した、と説明している。

主力の蔦屋書店事業における売上高は41億83百万円で前年同期比5.5%減となった。売上高が前年を下回った主な要因は、営業を終了した店舗の影響に加え、1月下旬に発生した最強最長寒波による大雪の影響などであった。一方で、利益面においては、店舗運営オペレーションの見直しが奏功し、既存店舗の利益改善が進んだ結果が反映された。

事業の取り組みとして、核となる書籍は、品揃えの拡充に加え、オリジナル企画やフェアを間断なく展開した。また、EC販売では限定特典付き商品の販売などを実施し、リアルとネットの共創で売上を創出した。加えて、他企業へのオフィスライブラリー設置や読書イベント開催など、読書との出会いを創出する取り組みにも尽力した。

複合書店の強みを活かした“書籍×○○”の掛け合わせによる店舗の付加価値向上も加速させている。定番商品の品揃えを充実させるとともに、全国の人気お取り寄せ食品やSNSで話題のキャラクターシール・グッズなどの販売を強化した。さらに、人気通販ショップや観光物産展など多様なPOPUPショップの展開を拡大し、書籍との複合化を推し進めた結果、感動体験や自己発見からの蔦屋書店とのシナジー効果を高めている。この取り組みにより、特撰雑貨文具の売上は既存店同期比2.0%増となった。

新規事業展開として、店舗内にアミューズメントパークを7店舗新規オープンし、昨年7月以降12店舗でサービスを開始した。また、新たなFC事業として、2025年11月20日にMORIOKA TSUTAYA(岩手県)に『買取大吉』をオープンし、好調なスタートを切った。

店舗の改装・リニューアルも進め、2025年11月1日に蔦屋書店八王子みなみ野店(東京都)に併設されていた『タリーズコーヒー』を事業承継し、『タリーズコーヒー八王子みなみ野店』としてリニューアルオープンした。続く2026年2月28日には、ゲーム・トレカ事業の『ふるいちトップブックス八王子みなみ野店』もオープンし、書籍を中心とした持続可能な書店への大規模改装を行った。

グループ子会社4社の事業は全て売上が前年を上回り、連結売上高に大きく寄与した。具体的には、ゲーム・トレーディングカード事業が前年同期比23.6%増、飲食事業が13.8%増、スポーツ関連事業が3.4%増、訪問看護事業が11.4%増であった。

店舗状況(2026年1月31日時点)は、蔦屋書店が2店舗営業を終了し44店舗、グループ子会社が事業承継に伴い1店舗出店し55店舗となり、グループ全体の店舗数は合わせて99店舗である。

同社は今後も、新たな事業展開や商品・サービスの導入を加速させ、来店機会の拡大と再来店に繋げる施策を強化し、第2四半期以降も持続可能な書店創りに向けた改装を推し進める方針である。

 

■2026年10月期第1四半期の見通し

2026年10月期第1四半期の業績は、売上高182億5000万円(同5.3%増)、営業利益3億9500万円(同3億9100万円の損失計上)、経常利益2億9500万円(同4億7600万円の損失計上)、最終利益1億6400万円(同7億3100万円の損失計上)、EPS10.51円を見込む。株価収益率は21.5倍となる。

・売上高:182億5000万円(同5.3%増)
・営業利益:3億9500万円(同3億9100万円の損失計上)
・経常利益:2億9500万円(同4億7600万円の損失計上)
・最終利益:1億6400万円(同7億3100万円の損失計上)
・EPS:10.51円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:25.9%
・営業利益:29.6%
・経常利益:34.6%
・最終利益:52.4%