GENDA、26年1月期決算は営業益6.1%減の74億円 M&A費用発生し下ブレ M&A効果とオーガニック成長で売上は想定上回る

GENDA<9166>は、3月12日、2026年1月期の連結決算を発表し、売上高1707億8700万円(前の期比52.7%増)、営業利益74億2500万円(同6.1%減)、経常利益59億7900万円(同17.5%減)、最終利益36億5500万円(同12.3%増)だった。事前の業績予想に対して、売上高は137億8700万円上回ったものの、一過性のM&A関連費用が計上されたことで、営業利益が30億7500万円、経常利益が31億2100万円、最終利益が13億4400万円の下ブレとなった。 

・売上高:1707億8700万円(同52.7%増)
・営業利益:74億2500万円(同6.1%減)
・経常利益:59億7900万円(同17.5%減)
・最終利益:36億5500万円(同12.3%増)

 

M&Aの積極的な実行と既存事業の拡大により、大幅な増収を達成した。主力のアミューズメント事業に加え、外貨両替機事業の『SMART EXCHANGE』やフォトスタジオ事業の『キャラット』を連結子会社化したことで、新たな事業領域である「ツーリズム」や「ライフスタイル」へ進出。北米や英国でのM&A推進によりグローバル展開も加速しており、連結子会社数は前期末から15社増加し、45社に達した。利益面では、M&Aに伴うのれん償却費などの非資金費用を足し戻した調整後数値が大きく伸長して圧迫した。

セグメント別では、エンタメ・プラットフォーム事業とエンタメ・コンテンツ事業のいずれも積極的なM&Aと新規出店が奏功し、セグメント利益ともに大幅な伸長となった。

 

■エンタメ・プラットフォーム事業

同事業は、アミューズメント、カラオケ、フード&ビバレッジ(F&B)、ツーリズム、ライフスタイルで構成されている。売上高は1565億1900万円で同55.1%増となり、M&A関連費用計上後のセグメント利益は193億5300万円で同44.6%増となった。

【アミューズメント】
国内ではGENDA GiGO Entertainmentを中心とし、新規出店22店舗に加え、M&Aによりドラマから6店舗、ハローズ、ゲームグース、エスアイアミューズメント、ユーイングを連結子会社化し、合計69店舗を取得した。

海外では、米国でミニロケを約1万箇所展開するNational Entertainment Networkの貢献に加え、Player One Amusement Group、Barberio Music Companyを連結子会社化、VENUplusのミニロケ事業、Newo Enterprisesのアミューズメント施設を譲受した。Player Oneでは既存店の空きスペースへKiddleton式プライズゲーム機を追加投入し、累計305店舗で完了、実施店舗の売上高が大きく伸長している。欧州ではGENDA Europeがロンドンに『GiGO』ブランドのミニロケを出店、英国でアミューズメント施設約100店舗などを展開するIndigo Newco Limited(現・GENDA Playnation Entertainment)を連結子会社とした。

【カラオケ】
シン・コーポレーションが展開する『カラオケBanBan』の既存店売上高が好調に推移し、M&Aによりアトムより23店舗、メロ・ワークスを連結子会社化するなど合計100店舗を取得した。グループシナジーを活かし、ダイナモアミューズメントの企画制作力とシン・コーポレーションの運営力を融合した新業態『VSING』の国内1号店『VSING渋谷』、複合店『カラオケBanBan太田西矢島店』を開業した。カラオケ機器流通事業のカジ・コーポレーションとエーセツを連結子会社とし、流通・レンタルから店舗運営までを網羅するバリューチェーンの垂直統合が進展した。

【F&B】
酒類の輸入卸・販売を手掛けるシトラムの貢献で売上高が大きく伸長し、シンガポールにC'traum Asia Pte.Ltd.を設立し、小瓶のお酒『クライナーファイグリング』のアジア展開に着手した。Sweet Pixelsによるレモネード・レモニカの吸収合併、フィリコ・ジャパン(ジュエリーウォーター等の製造・販売)の連結子会社化により、ポートフォリオを強化した。

【ツーリズム・ライフスタイル】
外貨両替機事業のSMART EXCHANGE、フォトスタジオ事業のキャラットを連結子会社とし、新たな事業領域に加わった。
SMART EXCHANGEはグループイン後全ての月で前年を上回る売上高を達成した。キャラットは『スタジオコフレ宇都宮インターパークスタジオ』を開業し、フォトスタジオ店舗数は合計109店舗となっている。

 

■エンタメ・コンテンツ事業

同事業は、キャラクター・マーチャンダイジング(MD)とコンテンツ&プロモーションで構成されている。売上高は213億6300万円で同47.7%増、M&A関連費用計上後のセグメント利益は7億6400万円で同90.8%増となった。

【キャラクターMD】
フクヤグループ(フクヤ)とアレスカンパニーが、『GiGO』を中心とする国内外のアミューズメント施設へのプライズ供給を拡大した。
フクヤは推し活専門ショップ『fanfancy+』のブランド力向上のため、米国ハワイ州への直営店出店や「IAGF2025」への出展など、海外での認知拡大に取り組んだ。

【コンテンツ&プロモーション】
ダイナモアミューズメントは『GiGO富士急ハイランド』にVRアトラクション『ほぼほぼジェットコースターV』を開業し、『VSING渋谷』のアプリ開発を担うなどグループシナジーを推進した。日本XRセンターとの共同VR施設『VR BASE TOKYO / XR CENTER GAME SPACE福岡店』を開業、メディアフロント・ジャパンより『HEAD ROCK VR JAPAN in 東武動物公園』を譲受した。

映画配給のギャガは『サブスタンス』や興行収入16億7000万円のヒット作『栄光のバックホーム』等、邦画・洋画・アニメで合計26作品を配給・公開した。

ディー・エイト(展示会・イベントのディスプレイ企画・制作)と映画.com(映画情報サイト運営)を連結子会社化し、協業体制を早期に確立した。映画.comのグループインは、オンライン広告とGENDAが保有するオフライン広告を組み合わせ、広告事業に新たな価値をもたらしている。

株式会社GENDA
https://genda.jp/

会社情報

会社名
株式会社GENDA
設立
2018年5月
代表者
代表取締役会長 片岡 尚/代表取締役社長 申 真衣
決算期
1月
直近業績
売上高1117億8600万円、営業利益79億6500万円、経常利益73億0500万円、最終利益33億0400万円(2025年1月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
9166
企業データを見る