TIW、グリーの海外での収益拡大期待を評価

独立系調査機関のティー・アイ・ダヴリュ(TIW)は、6月30日付のレポートで、グリー<3632>のレーティングについて「2+ (Neutral Plus)」の継続とした。 ARPUの持ち直しによる株価上昇に一服感がみられるものの、Open Feint社買収で海外での収益拡大に足がかりを得たことを評価した、とのこと。ソーシャルメディアがメディアの主流になりつつある中、国内外で基盤を有する強みを持っている、としている。 ただ、評価ポイントになったOpen Feint社については、ソーシャルゲーム開発を主軸とした企業ではないため、即座に海外で売れるコンテンツを創出し、収益貢献を始めるとは考え難いという。Open FeintのGREEとの統合とアプリケーションの展開については、秋口以降になるとの見方を示した。 また、グリーの有料課金収入については、TIWでは、その15%程度がサードパーティのアプリによるものと推測しており、自社タイトルでの課金ノウハウの蓄積→サードパーティへのノウハウの提供と収益拡大→社内でのノウハウ蓄積という好ましい循環が起きていると指摘している。
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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