モリサワは、11月1日、Webフォントサービス「TypeSquare」で、タイ文字60書体と中国語簡体字4書体を追加すると発表した。
今回追加されるタイ文字は、いずれもタイを代表する書体メーカがデザインしたもので、現地のデザイン事情に合わせた太さやスタイルのバリエーションが特長となる。
また、中国語書体「UD新ゴ 簡体字」は、すでに配信中の日本語書体「UD新ゴ」、韓国語書体「UD新ゴ ハングル」と共通のデザインコンセプトで開発された書体で、視認性を高める工夫がなされており、日英中韓の4ヶ国語表記の際にも統一したイメージの展開が可能。
TypeSquareでは、日本語、欧文だけでなく、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、タイ文字の提供を通じて、近年加速する多言語での情報発信を後押しする、としている。。
タイ文字(一部)
中国語簡体字
タイ文字を制作した書体メーカについて
DB Designs Co., Ltd.
企業向けのグラフィックデザインを手がける「Dear Book Co., Ltd」として設⽴され、1987年にデジタルフォントを制作したことを契機に、書体デザインを本格的に開始。 1999年「DB Designs」に社名変更し、2006年よりDBブランドのフォント制作と販売をしている。
Cadson Demak Co., Ltd.
2002年、Anuthin Wongsunkakonにより設⽴されたバンコクのタイプファウンダリ。 タイポグラフィーとデザインに対する愛情と、フォント産業全体の発展と現代化、そして書体の日常的利用をより浸透させるという理念を持っている。
Katatrad Aksorn Co., Ltd.
2011年設立。 タイ中部のチョンブリーを拠点に、才能と書体デザインへの愛にあふれる、現地の若手2名によって運営されている。タイでは唯一となる、バンコク以外で法人化されているタイプファウンダリ。
■関連サイト