DeNA、新作アプリを日本と中国向けにそれぞれ5タイトルを開発中 うち半分はIPタイトル 「成熟市場でIPの重要性が増している」
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、この日(11月4日)開催した決算説明会で、新作スマートフォンアプリについて、日本と中国でそれぞれ5タイトルを開発していることを明らかにした。この数字には任天堂との協業タイトルは含まれない。下期に向けてリリースの準備を進めているが、βテストの状況や開発の状況から開発中のタイトルを全てリリースするわけではないという。いわゆるIP(知的財産権)タイトルと、オリジナルタイトルの比率を5:5にしているという。
決算説明会に臨んだ守安功社長は、「スマホゲーム市場が成熟化してきている。これまでのような拡大基調が続くとはいえないフェーズだ」とし、今後はIPの重要性が増していくとの見方を示した。タイトルに求められる作り込みの度合いが高まり、開発費も上がっている。一定の資金力と社員のいる会社ではないと勝負できなくなりつつある。ユーザーの目が肥えてきて、IPを活用したゲームアプリへの需要が高まっていくという。
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(編集部 木村英彦)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432