市場関係者は「FF XIII-2」をどう評価したか-TIW、スクエニHDについて「2-」の継続
独立系調査機関のティー・アイ・ダヴリュ(TIW)は、1月19日付のレポートで、スクウェア・ホールディングス<9684>のレーティングについて「2-(Neutral Minus)」の継続とした。
会社側は、1月18日、「ファイナルファンタジー(FF)XIII」の続編に当たる「FF XIII-2」を発売すると発表したが、これを受けてのレポートである。
TIWによれば、過去、こうした続編タイトルとして、「FF X-2」があるという。その販売状況は、「FF X」の出荷本数が約800万本で、「FF X-2」は約360万本だった。この比率をあてはめると、270万本となり、2012年3月期の営業利益で20~30億円が見込める、とのこと。
過去、「FF」シリーズの発売が発表された際、株価は強含みの展開をたどる傾向が見られたが、TIWでは、今回は、問題となっている他のプロジェクトラインの開発体制が改善されたわけではないため、上昇したとしても一時的と予想している。
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684