【ゲーム株概況(12/16)】中国への越境EC事業参入のクルーズが急反発 16年11月期の一転赤字転落でシリコンスタジオが大幅続落 アカツキはS高

12月16日の東京株式市場では、日経平均株価は9日続伸となり、前日比127.36円高の1万9401.15円で取引を終えた。為替が1ドル=118円台と今年2月以来の円安水準に振れたことで朝方から買いが先行した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、クルーズ<2138>が3日ぶりに急反発した。クルーズは、12月15日に新浪日本総合ネットワークグループとの共同出資により戦略的提携子会社ワールドリンクを設立し、中国への越境EC事業に参入することを発表したことが材料視された。

また、アカツキ<3932>がストップ高したほか、マイネット<3928>やアエリア<3758>などが買われた。アカツキは、直近のアナリストの高評価が引き続き買い材料として意識されているようだ。

半面、シリコンスタジオ<3907>は大幅続落し、一気に4000円大台を割り込んだ。シリコンスタジオは、12月15日に2016年11月期の連結業績予想の下方修正を発表しており、各利益項目が一転赤字に転落したことが嫌気された。

なお、『SUPER MARIO RUN(スーパーマリオ ラン)』がリリースされた任天堂<7974>とDeNA<2432>はともに目先材料出尽くし感から売りが先行した。


■関連銘柄
クルーズ株式会社
http://crooz.co.jp/

会社情報

会社名
クルーズ株式会社
設立
2001年5月
代表者
代表取締役社長 小渕 宏二
決算期
3月
直近業績
売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2138
企業データを見る
株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
企業データを見る
シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
企業データを見る