【速報】Aiming、16年12月期は3億1000万円の営業赤字に転落 減収に加えて新作の開発費など先行投資が発生 『ログレス』アクティブユーザー数はピーク時に回復

Aiming<3911>は、2月14日、2016年12月期の連結を発表し、売上高96億8900万円(前の期比20.3%減)、営業損益3億1000万円の赤字(前の期28億8300万円の黒字)、経常損益3億4900万円の赤字(同28億5300万円の黒字)、最終損益5億5100万円の赤字(同19億0700万円の黒字)だった。

 


同社では、新規タイトルは一定の成果を上げたものの、グループ全体の売上高は前の期に比べて減少したという。この結果を受け、来期以降に向けて開発中であるゲームタイトルの見直しにも着手した。見直しの内容は、高いグラフィック品質の実現、大型IPの活用や同業他社との協業を実施することなどによって、多様化する市場ニーズでより成功確度の高いゲームタイトルを提供できるように取り組む、としている。

また、営業損得は赤字となったが、売上高の減少に加えて、中長期的に渡ってタイトルラインナップを確保するため、開発・運営にかかる各拠点の増員などにより組織体制の拡充を図っており、人件費や外注費などのコストが増加したとのこと。

なお、主力タイトル『剣と魔法のログレス いにしえの女神』では、ゲーム内でプレイヤー同士が戦う対戦型のコンテンツやプレイヤー同士が協力しあうクラン機能の提供を開始するとともに、他社IPとのコラボレーションを積極的に実施した。これらの施策により新規ユーザーの獲得のみならず休眠ユーザーの復帰を促す結果となったことから、アクティブユーザー数はピーク時の水準まで回復したという。


 
■2017年12月期の見通しは非開示

2017年12月期の見通しは非開示。第1四半期の業績予想を開示しており、売上高20億3700万円(前年同期比13.9%減)、営業損益2億3900万円の赤字、経常損益2億3100万円の赤字、最終損益2億1900万円の赤字を見込む。