ケイブ<376>は、本日(7月14日)、2011年5月期の業績を発表し、売上高30億5600万円(前期比20.5%増)、営業利益5億2100万円(同12.7倍)、経常利益5億1100万円(同14.2倍)、当期純利益4億3400万円(前期7億6600万円の赤字)だった。
同社では、300万人の会員を有する「しろつく」などのソーシャルゲームが収益をけん引し、他の事業も底堅く推移したことから、営業利益、経常利益の大幅な増益と、当期純損益の黒字転換を達成した、としている。オンラインゲームの開発中止損失などの特別損失も吸収した。
セグメント別では、ソーシャルメディア・アプリ事業は、売上高11億6600万円(前期比916.3%増)、セグメント利益3億6300万円(同889.8%増)だった。「しろつく」が会員数300万人に達し、会員数、有料課金ともに順調に推移したほか、「ミニ四駆ビクトリーロード」や「北斗の拳~百万の救世主伝説~」、「みんなのシムシティ」を提供した。
インフォメーションプロバイダ事業では、音楽やゲーム、占いなど厳選し、高付加価値のコンテンツ提供を行った。売上高5億4200万円(前年同期比21.0%減)、セグメント利益3億6300万円(同91.9%増)だった。
オンラインゲーム事業では、「真・女神転生IMAGINE」を提供しており、売上高9億1100万円(前期比9.8%減)、セグメント利益2億2300万円(同12.4%増)だった。ゲーム開発事業は、売上高4億3500万円(前期比22.3%減)、セグメント利益1億2500万円(同2.2%減)だった。
■2012年5月期の見通し
2012年5月期は、売上高33億円(前期比8.0%増)、営業利益3億1000万円(同40.6%減)、経常利益3億円(同41.1%減)、当期純利益1億8000万円(同58.6%減)を見込む。
2012年5月期については、急成長したソーシャルメディア・アプリ事業が引き続き収益を牽引する一方、積極的な先行投資として、スマートフォンなど次世代プラットフォーム向けのコンテンツ開発を加速する方針であることから開発研究費が増加するとのこと。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760