メディア工房<3815>は、本日(7月14日)、第3四半期(2010年9月~2011年5月期)の連結業績を発表し、売上高17億9700万円(前年同期比15.4%増)、営業利益5億1300万円(同53.5%増)、経常利益5億0700万円(同53.9%増)、四半期純利益2億9700万円(同53.2%増)だった。
同社では、主力のコンテンツ事業で、占いを中心に新規有料コンテンツの提供を毎月行っており、有料会員数は前年比で順調に伸び続けている、としている。第3四半期末時点でのコンテンツ数は61、提供サイト数は190になったとのこと。PC向けについては、東日本大震災の影響で前年同期比6.8%減となったものの、5月以降持ち直しているという。大手ポータルサイトで立ち上げた新規コンテンツは、初月売上高の3倍になるコンテンツもあったようだ。セグメント売上高は15億4400万円(前年同期比23.5%増)、営業利益7億5700万円(同45.7%増)だった。
このほか、携帯電話事業については、東日本大震災の影響による買い控えや、その後は携帯電話の供給が細ったという。セグメントの売上高は2億4800万円(同13.6%減)、営業利益900万円(同53.0%減)だった。
■2011年8月期の見通し
2011年8月通期は、売上高23億8000万円(前期比11.5%増)、営業利益5億5000万円(同21.5%増)、経常利益5億4500万円(同22.1%増)、当期純利益3億1000万円(同20.7%増)を見込む。
同社では、スマートフォン向け大手ポータルサイトの有料アプリの配信やテレビ放映で人気のある占い師のPCコンテンツ配信を開始し、収益性の高いコンテンツを中心に戦略的な広告宣伝を行っていく方針。さらに海外の著名人とのコンテンツ契約も締結し、コンテンツ配信だけでなく、各種イベントや新たな事業部門への進出も積極化させる予定。第4四半期には、業務提携契約を締結したユリ・ゲラー氏の来日が予定されており、同氏の来日に伴う大規模なプロモーション活動を行う。