ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、5月11日、2017年3月期の決算発表を行うとともに、東京都内で決算説明会を開催した。説明会では、同社の守安功代表取締役社長兼CEO(写真)が説明を行い、その後質疑応答が行われた。今回はその中から足元のネイティブゲームアプリの開発費についての話を取り上げたい。
昨今、コンテンツのリッチ化などに伴い、アプリ開発費の高騰が指摘されているが、これについては同社も例外ではないようだ。守安社長によると、「1タイトルあたりの開発費は増えている。単純平均しても5億は下らなくなってきた」とのこと。
また、こうした開発負担を回収するためには、「月商で最低1ケタ億円台後半から10億円台でないとペイできないのでは」(守安社長)ともしていた。大型タイトルをどれだけ継続的に生み出していけるのかが各社とも問われることになりそうだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432