
Valveは、Steam上の360VR Videoを再生する「Steam 360 Video Player」ベータ版の配信を開始した。この機能によってSteam上で公開されている360度VIDEOの再生が可能になる。
再生に関しては、HTC Viveで体験するVRコンテンツの要求スペックが求められるが、4K×4K 解像度の動画に関しては、少なくともGTX1070クラスのGPUが必要としている。また再生の品質にはネットワークの回線にも依存し、15Mbpsのダウンロード帯域幅を推奨している。4K×4Kステレオ再生の場合は、少なくとも25Mbps程度の速度が必要となる。
インストール方法は、Steamのアプリを起動し、ライブラリ>ツール内にある Steam 360 Video Playerの項目を右クリックでインストールする。この作業を行わないとライブラリに動画を追加しても再生できないので注意だ。
なお、現在公開されているのは、以下のタイトルだ。
・『Alien Covenant』

概要:『エイリアン コヴェナント』in Uteroは、 エイリアンのネオモーフが誕生する瞬間を ネオモーフの視点という脅威の至近距離で体験し、実在する恐怖の冒険へと導く 360度のバーチャルリアリティ体験
解像度:4096x4096
日本語:対応あり
・Lego Batman 'The Batmersive Experience'

概要:プレイヤーはバットマンの相棒となる資格があるか?バットモービルなどお馴染みの乗り物にのりゴッサムに出よう
ムービー解像度: 3840x3840
360 Format: Stereo, Equirectangular
オーディオ: ステレオ
実行時間: 5 分
日本語対応:なし
・Pixvana 360 Production Series

概要:アメリカのサッカーチームシアトルサンダーズFCの動画などを高品質な状態で公開している
ムービー解像度: 8000x4000
360 Format: Mono, FOVAS
オーディオ: ステレオ
などを体験することができる。
また、PixvanaのSPIN β版に登録することで360度VRビデオをSteamで配信することも可能になっている。
■Steam 360 Video Player ベータ
OS: Windows 10, 64-Bit のみ
CPU: Intel i5-4590, AMD FX 8350 よりも高速なCPU
メモリー: 4 GB RAM
GPU: NVIDIA GeForce GTX 970, AMD Radeon R9 290から
回線: ブロードバンド
容量: 50 MB 空き容量