マイネット<3928>の上原仁社長(写真)は、本日(5月16日)開催した決算説明会で、ミドルリスク・ミドルリターン型の「リスタート」と呼ぶ運用サービスを開始したことを明らかにした。今回の取り組みは、利益成長の潜在力が高いものの、低迷しているタイトルを安値で買い取り、バリューアップを図るものとなる。買い取ったタイトルの運用の効率化で収益を稼ぐスタイルとは異なる。
タイトルは明かさなかったが、すでに開始した1タイトルでは、一時的に赤字となったものの、新規ユーザーが増加し利益が出る状態になったという。2タイトル目にも着手し、4月末に第1弾のアップデートを行い、5月から大型のプロモーションを行なう。開発レベルの底上げとこれまでの運用ノウハウの蓄積で、新規開発に近い、大型のアップデートに対応できるようになったことがその背景にある。
「これまでのローリスク・ローリターン型の運用との組み合わせで、別に奇をてらったことは行わない。これから積極的に投資を行っていきたいので注目してほしい」と意気込みを示した。大型プロモーションではテレビCMを行なうことも視野に入れているという。成果については今後、改めて発表するとのこと。
(編集部 木村英彦)
会社情報
- 会社名
- 株式会社マイネット
- 設立
- 2006年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 岩城 農
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3928