マイネット<3928>の上原仁社長(写真)は、英語圏向けの事業戦略子会社S&Mゲームスの成長戦略について、シリコンスタジオから取得した『逆襲のファンタジカ』と『刻のイシュタリア』の運営を行いつつ、日本から海外向けにタイトルを新たに配信して収益を伸ばしていく考えを示した。海外向けタイトルについては、すでに配信されているタイトルの買い取り、もしくは国内で評価されているタイトルを協業などの形で配信するという。マイネットが国内で展開してきたビジネス手法と大きく変わるものではない。
上原社長は、新設会社で運用する点について、「専門的な会社が領域を細分化してチーム結成や仕入交渉を行った方が生産性が高くノウハウもたまり、ユーザーバリューも高い。当社ではこれをセグメントフォーカス戦略と呼んでいる。もう一つは、英語圏のユーザーに一番強いチームを作ることがある。幸いシリコンスタジオから移籍した開発スタッフ60名はグローバルで評価されるタイトルを長年運営してきた。マイネットグループにも英語圏に強いタイトルを運営してきたメンバーもいるので、一緒にやることで"Tokyo to Global"を勝ち抜きたい」とコメントした。
詳細については、上原社長と寺田健彦社長の対談インタビューも確認していただければ幸いだ。
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(編集部 木村英彦)
会社情報
- 会社名
- 株式会社マイネット
- 設立
- 2006年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 岩城 農
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3928