『ひぐらしのなく頃に~現~』体験イベントをレポート VRを使った雛見沢分校の狂乱探検記


大一商会は、5月19日、都内にてひぐらしの狂気な世界観を VR で体感出来る『VR ひぐらしのなく頃に~現(うつつ)~』と遊技機の新機種である『CRひぐらしのなく頃に~叫~』のプレス向け体験会を行った。

本稿では、そのVR体験についてお伝えしていく。なお、VRの体験内容の詳細があるのでネタバレに注意だ。
 

『VR ひぐらしのなく頃に~現(うつつ)~』体験の舞台は、昭和58年、雛見沢村にあるあの"分校"だ。分校では女子生徒 竜宮レナ が授業中の教室を占拠、クラスメートを人質にとり支離滅裂な主張を続けている。竜宮レナは刃渡り20cm以上の鉈を所持し、教室を爆破できる手段を所持しているという。

人質の命を第一に考え事態は硬直。長期戦の様相を見せている中、事態は急変する。人質である"前原圭一"がレナの説得を試みるも失敗し、鉈で惨殺されるという最悪の事態を迎えたのだ。

その後、何時間にも渡る膠着状態にしびれを切らした新米刑事は、交渉を試みようと分校近くの公衆電話ボックスに入ると、公衆電話が鳴り出す。受話器を取ると、上司の"大石"の声にも、少女の声のようにも思える声が聞こえる。

そんな中で校舎への突入の命令が発せられた。新米刑事であるプレイヤーは校舎の中で何を見るのか。
 

『VR ひぐらしのなく頃に~現(うつつ)~』は、VRヘッドセット「GearVR」と腕にスマートウォッチを使って脈を測りながら、体験することになる。またプレイ中、スマートウォッチで測っている脈がどのタイミングで上がったのか、上部のモニターで確認ができるようになっていた。

HMDを被り、ヘッドホンを装着するとそこは既に、夕暮れの雛見沢分校だ。古びれた校舎は、ただ古いという言葉だけでは表せないほど、激しく痛んでいる。廊下を歩いていると、使い切って投げ捨てられたであろう赤いポリタンク、周囲にはガソリンと思しき液体が、立ち小便のような形でいたるところに撒かれている。

おずおずと分校内を進んでいくと、大きな鉈が壁に刺さり、周囲には大量の人間の血液が付着している。校舎を進めば進むほど周囲は暗くなっていくが、自然現象とは異なる闇の濃さが加わっていく。途中にあった保健室では、竜宮レナがゴミの山から収集したであろう有名なチキンのフランチャイズ店のキャラクターを思わせる人形達が無造作に置かれ、こちらを凝視していた。

探索を続け、夜と見まごう程の暗さがあたりを包んだ時、廊下の壁には無数の血の色をした手形が発生し、壁からは赤い液体が滲み出す。そしてノイズで視界を遮られたその時、竜宮レナが・・・。

というところで体験は終了だ。

体験者の中には悲鳴を上げる人、VRが初めてだったのか、目の前に広がる光景を逐一説明している人、動じず淡々としている人など様々な様子が伺えた。

▲腕を持った、阿部氏登場。

なおVR体験後には、テレビレポーターの阿部祐二氏が登場した。会場に設置された、ゴミの山や、焼死体などを模したひぐらしの負の世界を体験する「ひぐらしパニックゾーン」をTV中継さながらレポート、会場を大いに沸かせた。
 

▲焼死体にインタビューを試みる阿部氏。だが、声色はいたって真面目。
 
またイベントでは、遊技機の『CRひぐらしのなく頃に~叫(さけび)~』の発表も行われ、機体の詳細な説明が行われていた。
 

公式サイト