モノビット、簡単にVRボイスチャットが可能になるミドルウェア「VR Voice Chat」を大幅バージョンアップ
モノビットは、Unity 向け VR ボイスチャットミドルウェア「VR Voice Chat Ver.2.0」をリリースを開始した。
本製品は、サーバーエンジニアの専門的な技術がなくても、クライアントプログラムの記述だけで簡単にVRボイスチャットを可能となる。もちろん、リアルタイム通信環境を構築する際も、サーバ側へのロジック記述は不要だ。クライアントプログラマしかいない場合であっても、VR リアルタイム通信コンテンツを制作することが可能としている。
■「VR Voice Chat Ver2.0」製品概要
【「Monobit Unity Networking Ver.2.0 (以下、MUN 2.0)」および MRS 採用に伴う、機能拡張、および、機能改善】
現行の最新リリース版(MUN 2.0.3)の機能に合わせ、以下の機能拡張・機能改善が施された。
1. 同一認証 ID による MUN テストクラウドサーバへの同時接続人数について、20 から 100 に上限を増加。
2. TCP プロトコルの通信機能に加え、UDP/RUDP による通信機能が追加。
3. Unity5.3 以降に同梱されている MonoDevelop 5.9.6 にて、オートコンプリート機能(Intelligence)が機能しない不具合が改善。
4. iOS10.3, および Android + IL2CPP でのビルドに対応。
【ボイスチャット本体の機能改善】
ボイスチャット本体について、通信の最適化、および、Unity クライアント上におけるパフォーマンス改善を施している。
■「VR Voice Chat」とは
今、VR コンテンツにおける″リアルタイム・コミュニケーション″の必要性が高まっている。『 VR Voice Chat』(以下、VRVC)とは、VR クラウドを手軽に実装できる Unity 専用の無料アセットだ。自分の動きや声をリアルタイムにネットワークで通信し、VR 空間をリアルタイムに共有することで、VR コンテンツの新たな楽しみ方や深い没入感を創り出すことができる。さらにゲームだけではなく、様々な業種で制作される VR コンテンツにも、VR ボイスチャットを簡単に搭載できる。
▼製品ダウンロード先
http://www.monobitengine.com/vrvc/
■「Monobit Unity Networking 2.0」製品概要
MUN とは、Unity 専用の無料アセットで、クライアントプログラムだけでマルチプレイゲームを簡単に実装できます。さらに新製品「MRS」の新コアを採用し、2.0 へバージョンアップ致しました。
<MUN の新たな特徴>
1,クライアントプログラムだけでマルチプレイを実現
2,通信コアに MRS を採用し、大幅な高速化を実現
3,標準サーバのソースコードが公開され、カスタマイズ可能
4,C#、C++言語でサーバにコードを記述することが可能
5,TCP に加え、UDP/RDUP も正式サポート
6,Unet インターフェースにも対応予定(今夏予定)
7,自動冗長化の仕組みを提供予定(6月予定)
MUN ページリンク: http://www.monobitengine.com/mun/
■「Monobit Unity Networking 2.0」基本性能
・対応プロトコル:TCP/UDP/RUDP
・対応言語:C#(クライアント)、C++,C#(サーバ)
・対応ゲームエンジン:Unity(UnityNetworking/IPv6)、UNet(順次対応予定)
・対応プラットフォーム:iOS,Android,Windows,MacOS,Linux,HTML5
PlayStation®4 (順次対応予定)
Nintendo Switch (順次対応予定)
■「Monobit Unity Networking 2.0」製品仕様
製品名:Monobit Unity Networking 2.0
発売・運用開始日:2017年03月30日
開発・販売:株式会社モノビット
■「Monobit Revolution Server」製品内容について
「Monobit Revolution Server」 (以下、MRS)とは、オンラインゲームやネットワークアプリの開発・運用にご利用いただける高性能な通信エンジン&総合サーバーパッケージです。Linux/Windows サーバで動作し、あらゆるジャンルのマルチプレイ要素をスムーズに開発することができます。
MRS は「オンラインゲームを支える技術」の著者でもある弊社 CTO 中島謙互設計の下、ネットワークエンジンのエキスパートが開発を手がけ、導入や開発、高スループットと高レスポンスに加えて柔軟な開発・運用を実現しています。なお、本日から MRS はモノビットエンジン公式サイトにて、無料ダウンロードいただけます。
MRS ページリンク:http://www.monobitengine.com/mrs/
■「VRクラウド」の開発について
株式会社モノビットのミドルウェア事業部では、『モノビットエンジン』というリアルタイム通信エンジンを開発、販売しており、ネットワークゲームの基幹技術について高いノウハウを持っています。そ
の最先端のネットワークテクノロジーと CTO の中嶋 謙互により、「VR クラウド」の開発を行い、VR 内で世界中の人々が集える VR オンラインコンテンツ制作をスムーズに行える環境を提供いたします。
■株式会社モノビットについて
株式会社モノビット(代表取締役社長:本城嘉太郎)は、ゲームとネットワークのテクノロジーをベースに、あらゆるエンターテインメントコンテンツ制作を行っている、エンターテインメントテクノロジーベンチャーです。自社開発のリアルタイム通信エンジンをミドルウェアとして販売しています。
そして、近年、注目を浴びているVR/AR市場に本格参入も果たし、VR/AR対応ゲーム、360°動画をはじめとしたVR/ARコンテンツの企画・制作を行うほか、VR/AR事業各社と協力し、VR/ARに関わるビジネスプラ
ン構築までプロデュースをおこなうなど、VR/AR事業を幅広く展開しております。
モノビットは多様な企画力・開発力を推進剤として、常に最新技術を積極的に取り入れながら、『世界で一番面白いゲームをつくる』を企業理念に新しいコンテンツを提供し続けます。
会社情報
- 会社名
- monoAI technology株式会社
- 設立
- 2013年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 本城 嘉太郎
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5240