三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、7月20日付のレポートで、ミクシィ<2121>の2012年3月期と2013年3月期の業績予想を減額修正するとともに、2014年3月期の業績予想を追加した。減額修正の理由として、ソーシャルアプリの課金ユーザーや広告売上の伸び悩みをあげている。
同証券では、2012年3月期の営業利益予想を38億6900万円から28億3200万円に、2013年3月期を39億7100万円から29億9300万円に、2014年3月期を32億1600万円とした。
まず、mixiアプリの課金については、課金ユーザーが足下で大きく伸びていないとし、このトレンドは続くとしている。「mixi」のような実際の人間関係をベースにしたソーシャルグラフでは、バーチャルグラフに比べて、ゲームアプリでの課金が難しい、と見ているという。
さらに「ソーシャルアド」や「新ソーシャルプラットフォーム」を通して、ネット広告売上高のテコ入れに注力すると見ているものの、「mixi」のページビューは伸びていないため、新たな広告商品の売上貢献は限定的とみているとのこと。
なお、レーティングについては「Underperform」の継続とし、今後12ヶ月の目標株価についても同様に、24万円の継続とした。
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121