ドリコム<3793>の内藤裕紀社長(写真)は、この日(7月27日)開催した決算説明会で、アニプレックスと芳文社と取り組んでおり、2017年中にリリース予定の新作『きららファンタジア』について、「期待の高さを感じている」と手応えを述べた。事前登録もまだ行っていないのだが、公式Twitterにはすでに5万人を超えるフォロワーがいる。
「まんがタイムきららは、知っている人はよく知っている雑誌だ。深夜アニメでは、この雑誌からアニメ化された作品が毎四半期、必ずといっていいほど人気上位に入る」。また、『週刊少年ジャンプ オレカコレクション!』と同じく、キャラクター総出演となるが、毎四半期、何かの作品がアニメ化されているという。
版権タイトルでは、原作となる作品のキャラクターやストーリーなど素材を使いきってしまうと、新規要素の追加が難しくなり、運営成績に響くことがあるが、定期的に新しい作品がアニメ化されるため、キャラクターやストーリーが尽きることがなく、「コアなファンには長く楽しんでもらえる作品になるのでは」との見方を示した。
このほか、ドリコムでは、『きららファンタジア』と『Project LayerD』以外に、未発表の新規IPタイトル3タイトルの開発を行っているほか、2019年3月期以降にリリースを目指すタイトルの開発も進めていることを明かした。
(編集部 木村英彦)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793