【インタビュー】アイドルの実在性は絶対に崩さない…5周年を迎える『ときめきレストラン☆☆☆』コーエーテクモゲームス襟川芽衣氏インタビュー
コーエーテクモゲームスは、8月5日~27日までDMM VR THEATERにて開催された『ときめきレストラン☆☆☆』のライブイベント『3 Majesty × X.I.P. LIVE -SPLASH SUMMER FES 2017-』において、同作のPlayStation Vita版ドキュメンタリー作品の発売決定、ならびに劇場版アニメ化決定を発表した。
このPlayStation Vita版は、『ときめきレストラン☆☆☆』が2018年3月で配信5周年を迎えることを記念して行われる、数多くの大型プロジェクトの一部となっており、この他にも様々な展開が行われる予定となっている。
本稿では、配信5周年を迎える『ときめきレストラン☆☆☆』について、これまで3 Majestyと X.I.P.というアプリ内に登場するアイドルグループとの様々なコラボイベントのプロデュースを手掛けてきた、コーエーテクモゲームス取締役 ルビーパーティーブランド長でもある襟川 芽衣(えりかわ めい)氏にお話を伺った。
コーエーテクモゲームス取締役 ルビーパーティーブランド長
襟川 芽衣(えりかわ めい)氏
--本日はよろしくお願いします。『ときめきレストラン☆☆☆』は、-Twitterやイベントなどの展開を見ていると、まるで本当にアイドルが存在しているかのような取り組みが多く見受けられます。プロモーションにおいて、やはりアイドルの実在性を大事にしているのでしょうか。
はい。アプリを弊社で運営するにあたり、KONAMIさんの立ち上げ時からあった【アイドルの実在性】を大切にし、なるべく開発チームは表に出ないようにさせていただいておりますが、それはコラボレーションや様々なプロジェクト展開でも同様となります
--最近では、VR技術を利用したリアルライブを開催されていますよね。ゲーム業界でもかなり新しい取り組みかと思いますが、実際にこれをやろうとなったきっかけなどはあったのでしょうか。
以前『ときめきレストラン☆☆☆』のWEB生放送を行いました。その際、アイドルの実在性を表現するためにLive2D映像を駆使して、ゲストとしてアイドル達に出演してもらいました。その時に、ファンの方々がとても喜んでくださって。「これはもう、バーチャルライブをやるしかない!」と強く感じ、1年半ほどかけてライブを企画しました。
当社でも声優さんが登壇するイベントは長年の経験があったのですが、バーチャルライブは未開の領域だったので、四苦八苦しながら試行錯誤を繰り返した末、2016年の2月に関内ホールで初めてバーチャルライブを行いました。自分の大好きなアイドル達とリアルで会えるという新しい体験に、ファンの方々がとても感動してくださったのが本当に嬉しかったですね。
--Social Game Infoで『ときめきレストラン☆☆☆』の記事を掲載した際にTwitterを見てみると、やはり「彼らはやっぱり存在したんだ!」というコメントが多く見られます。
そうですね。ファンの方々はリアルに存在するアイドルとして彼らを愛してくださっていますので、私たちもその思いを胸に、細心の注意を払いながら様々なプロジェクトを手掛けています。
雑誌などのインタビューについても、なるべくアイドル自身が受けて、アイドル自身の言葉で答える形で行っております。また、現在まで様々な形で行っているコラボレーションも、単にゲームとのコラボレーションではなく、アイドルとのコラボレーションという形になるよう毎回趣向を凝らして企画しています。実施内容も、例えばサンリオキャラクターのカフェや、東京ジョイポリスや、カラオケの鉄人といったリアルの店舗で、実際にファンの方々がその場所に行って楽しめるようなコラボレーションを数多く実施しています。
--ライブでは「のぶニャがの野望」とのコラボレーションの告知もありましたが、6月には池袋の結婚式場「アルマリアンTOKYO」とコラボレーションを行っておりました。
結婚式場とのコラボレーションに関しては、実現できるかは別としてアイドルたちが式場に立ったらさぞや素敵だろうな、という思いだけで、結婚式場の運営をなさっているエスクリさんにご相談に伺いました。すると、ちょうど先方としても異業種とのコラボレーションにご興味があったようで、こちらがビックリするような神企画を次々にご提案いただき、今までにない新しいコラボレーションを実現できました。
結婚式場って女性1人で行くにはハードルが高いですし、お友達と2人で…というのもあまり考えにくいですよね。あくまでカップルが、将来のことを見越して訪れる場所という認識がほとんどかと思います。エスクリさん側もその敷居が高いイメージを気になさっていて、もっと気軽に来ていただいて「結婚式って素晴らしいな、私も結婚したいな」と思ってもらえるようなプランを作りたいと考えられていたようです。
--取材をさせてもらったのですが、チャペルのドアを開けたら3 Majestyと X.I.P.のメンバーが奥に並んでいて、あまりの神々しさに、報道陣一同おいそれと近寄りがたく、ジリジリと近寄っていきました。本当に素敵なイベントでした。
あのイベントに参加した方は口々に「アイドルが神々しかった」と言ってくださいます(笑)。ファンの方々も本当の結婚式のようにとても綺麗な装いで参加している方が多く、アイドルとチャペルでの神聖な時間を楽しんでいらっしゃいました。
--その他で、『ときめきレストラン☆☆☆』で行ったプロモーション、3 Majestyと X.I.P.のプロモーションで特徴的な取り組みを教えてください。
反響が大きかったものですと、2016年3月に実施した東京ジョイポリスさんとの最初のコラボレーションですね。映像ライブを行ったり、施設内でのコラボレーションフードやドリンクの販売、限定仕様のアトラクションなど、幅広く展開していただきました。タイミング的にも初めてバーチャルライブを開催したすぐ後でしたので、ファンの方々の盛り上がりも高かったと記憶しています。
本コラボレーションでは写真撮影が可能でしたので、ファンの方々はフードや装飾といった会場の様子を撮影して、SNSでの拡散や、そこから生まれるファン同士の交流を楽しまれていたようです。
また、サンリオさんとのコラボレーションも、「ハローキティ」、「ポムポムプリン」、「シナモンロール」と贅沢に3つのキャラとさせていただき、どれも大変好評でした。アイドル達も、ピューロランドやカフェでコラボのお仕事を頑張ってましたね。コラボぬいぐるみもとてもかわいらしく出来ていて、私もお気に入りです。
--とても愛されている『ときめきレストラン☆☆☆』、そして3 Majestyと X.I.P.のメンバーですが、どんな方々がゲームをプレイしていて、どんな方々が彼らのファンなのでしょうか。
ファンの年齢層は幅広いのですが、バーチャルライブや、先ほどの東京ジョイポリスなどのコラボレーションイベントにいらっしゃるのは、やはり女性が中心となっています。
また、男性のファンもいらっしゃいます。ライブ等でも、「彼女に連れてこられて」などではなく、純粋にアイドルのファンとして足を運んでくださる方をお見受けしますよ。
--男性もいらっしゃるんですね。意外です。
知性派の霧島や肉体派の不破など、男性目線でもかっこいいと感じるアイドルが特に人気なようです。
--そしてそんな中、5周年記念のメディアミックスの一環として『ときめきレストラン☆☆☆』PlayStation Vita版が発表されました。こちらはどんな意図があっての発売なのでしょう。
2018年3月に『ときめきレストラン☆☆☆』、そして3 Majestyと X.I.P.が5周年を迎えます。5周年というのは大きな節目です。ですので、これを機に彼らの活動の場をさらに広げたいと考え、KONAMIさんと一緒に様々な展開を練ってきました。その第一弾が、今回のPlayStation Vita版となります。他にも様々な大型プロジェクト展開を考えています。展開を拡大することで、3 Majestyと X.I.P.の活動の場が広がり、ファンの方々はもちろんのこと、彼らの目に触れる機会を増やし、より『ときめきレストラン☆☆☆』への注目度を高めて5周年を盛り上げようという意図で実施します。
-- PlayStation Vita版はどんなゲームになるのでしょうか。
今回のタイトルはゲームではなくドキュメンタリー作品となっています。3 Majestyと X.I.P.が5周年に向けて様々なプロジェクトに対して真剣に打ち込んでいく姿というのを、表だけではなく、裏からもファンの方々に楽しんでもらおうと思い、ドキュメンタリーという形にしました。今まで行ってきたライブ映像やフォトグラファーの撮り下ろしビジュアルも多数収録する予定です。
それだけですと「DVDで発売すればいいのではないか」と思われるかもしれませんが、本タイトルはドキュメンタリー部分にアドベンチャーゲーム要素を加えた「ドラマティックライブドキュメンタリー」という新しいコンテンツの形をとりました。3 Majestyと X.I.P.のメンバー6人それぞれに密着し、彼らがお仕事に打ち込んでいる姿を余すことなく見ることができます。ちょうど8月の末ごろからドキュメンタリー用の密着取材が始まるんですよ。
--こちら所謂コンシューマ機での発売となりますが、なぜPlayStation Vitaで発売を決めたのでしょうか。
ビジュアル、映像、音声などをたくさん入れられるという容量の点と、女性向けコンテンツが多く発売されていることから、本タイトルとも親和性が高いかと考えたからです。
--最後になりますが、『ときめきレストラン☆☆☆』のユーザー、3 Majestyと X.I.P.のファンの方々にメッセージをお願いします。
いつも3 Majestyと X.I.P. を応援いただきありがとうございます。彼らはこれからデビュー5周年に向けて、KONAMIさんと一緒に様々なプロジェクトで活躍していく予定です。順次発表していきますのでお楽しみに。また、この記事で初めて知った方は、8月27日までは横浜のDMM VR THEATERで夏フェスライブイベントを開催していますので、ぜひお越しください。これから彼らが10年、15年と皆様に長く愛していただけるアイドルでいられるよう、私たちスタッフも精一杯彼らを支えていきます。どうぞ3 Majestyと X.I.P.の今後の活躍にご期待ください。よろしくお願いします!
--ありがとうございました。
今回のインタビューをご覧になった、3 Majestyと X.I.P.のファンの方々には、彼らの実在性を崩してしまっているとして怒られてしまうかもしれない。
だが、リアルなアイドルというのも、本人だけでなく、周りのスタッフ、関係会社が協力し合い、作り上げているコンテンツという見方もできるのではないかと著者は考える。そう考えるのであれば、3 Majestyと X.I.P. の存在もリアルのアイドルと変わらないのではないだろうか。
そして今回感じたのは、襟川氏自身も「3 Majestyと X.I.P.は実在している」というのを信じているのではないかということだ。だからこそ、3 Majestyと X.I.P. は実在性が保たれ、ファンの方々にリアルなアイドルとして愛され続ける施策を打ち出しているのではないだろうか。
5周年に向けて、様々な展開が予定されている『ときめきレストラン☆☆☆』。今後も注目していきたい。
©Konami Digital Entertainment
©コーエーテクモゲームス
このPlayStation Vita版は、『ときめきレストラン☆☆☆』が2018年3月で配信5周年を迎えることを記念して行われる、数多くの大型プロジェクトの一部となっており、この他にも様々な展開が行われる予定となっている。
本稿では、配信5周年を迎える『ときめきレストラン☆☆☆』について、これまで3 Majestyと X.I.P.というアプリ内に登場するアイドルグループとの様々なコラボイベントのプロデュースを手掛けてきた、コーエーテクモゲームス取締役 ルビーパーティーブランド長でもある襟川 芽衣(えりかわ めい)氏にお話を伺った。
コーエーテクモゲームス取締役 ルビーパーティーブランド長
襟川 芽衣(えりかわ めい)氏
■3 Majestyと X.I.P.は実在のアイドル!? アイドルの「リアル」を追求
--本日はよろしくお願いします。『ときめきレストラン☆☆☆』は、-Twitterやイベントなどの展開を見ていると、まるで本当にアイドルが存在しているかのような取り組みが多く見受けられます。プロモーションにおいて、やはりアイドルの実在性を大事にしているのでしょうか。
はい。アプリを弊社で運営するにあたり、KONAMIさんの立ち上げ時からあった【アイドルの実在性】を大切にし、なるべく開発チームは表に出ないようにさせていただいておりますが、それはコラボレーションや様々なプロジェクト展開でも同様となります
--最近では、VR技術を利用したリアルライブを開催されていますよね。ゲーム業界でもかなり新しい取り組みかと思いますが、実際にこれをやろうとなったきっかけなどはあったのでしょうか。
以前『ときめきレストラン☆☆☆』のWEB生放送を行いました。その際、アイドルの実在性を表現するためにLive2D映像を駆使して、ゲストとしてアイドル達に出演してもらいました。その時に、ファンの方々がとても喜んでくださって。「これはもう、バーチャルライブをやるしかない!」と強く感じ、1年半ほどかけてライブを企画しました。
当社でも声優さんが登壇するイベントは長年の経験があったのですが、バーチャルライブは未開の領域だったので、四苦八苦しながら試行錯誤を繰り返した末、2016年の2月に関内ホールで初めてバーチャルライブを行いました。自分の大好きなアイドル達とリアルで会えるという新しい体験に、ファンの方々がとても感動してくださったのが本当に嬉しかったですね。
--Social Game Infoで『ときめきレストラン☆☆☆』の記事を掲載した際にTwitterを見てみると、やはり「彼らはやっぱり存在したんだ!」というコメントが多く見られます。
そうですね。ファンの方々はリアルに存在するアイドルとして彼らを愛してくださっていますので、私たちもその思いを胸に、細心の注意を払いながら様々なプロジェクトを手掛けています。
雑誌などのインタビューについても、なるべくアイドル自身が受けて、アイドル自身の言葉で答える形で行っております。また、現在まで様々な形で行っているコラボレーションも、単にゲームとのコラボレーションではなく、アイドルとのコラボレーションという形になるよう毎回趣向を凝らして企画しています。実施内容も、例えばサンリオキャラクターのカフェや、東京ジョイポリスや、カラオケの鉄人といったリアルの店舗で、実際にファンの方々がその場所に行って楽しめるようなコラボレーションを数多く実施しています。
--ライブでは「のぶニャがの野望」とのコラボレーションの告知もありましたが、6月には池袋の結婚式場「アルマリアンTOKYO」とコラボレーションを行っておりました。
結婚式場とのコラボレーションに関しては、実現できるかは別としてアイドルたちが式場に立ったらさぞや素敵だろうな、という思いだけで、結婚式場の運営をなさっているエスクリさんにご相談に伺いました。すると、ちょうど先方としても異業種とのコラボレーションにご興味があったようで、こちらがビックリするような神企画を次々にご提案いただき、今までにない新しいコラボレーションを実現できました。
結婚式場って女性1人で行くにはハードルが高いですし、お友達と2人で…というのもあまり考えにくいですよね。あくまでカップルが、将来のことを見越して訪れる場所という認識がほとんどかと思います。エスクリさん側もその敷居が高いイメージを気になさっていて、もっと気軽に来ていただいて「結婚式って素晴らしいな、私も結婚したいな」と思ってもらえるようなプランを作りたいと考えられていたようです。
--取材をさせてもらったのですが、チャペルのドアを開けたら3 Majestyと X.I.P.のメンバーが奥に並んでいて、あまりの神々しさに、報道陣一同おいそれと近寄りがたく、ジリジリと近寄っていきました。本当に素敵なイベントでした。
あのイベントに参加した方は口々に「アイドルが神々しかった」と言ってくださいます(笑)。ファンの方々も本当の結婚式のようにとても綺麗な装いで参加している方が多く、アイドルとチャペルでの神聖な時間を楽しんでいらっしゃいました。
--その他で、『ときめきレストラン☆☆☆』で行ったプロモーション、3 Majestyと X.I.P.のプロモーションで特徴的な取り組みを教えてください。
反響が大きかったものですと、2016年3月に実施した東京ジョイポリスさんとの最初のコラボレーションですね。映像ライブを行ったり、施設内でのコラボレーションフードやドリンクの販売、限定仕様のアトラクションなど、幅広く展開していただきました。タイミング的にも初めてバーチャルライブを開催したすぐ後でしたので、ファンの方々の盛り上がりも高かったと記憶しています。
本コラボレーションでは写真撮影が可能でしたので、ファンの方々はフードや装飾といった会場の様子を撮影して、SNSでの拡散や、そこから生まれるファン同士の交流を楽しまれていたようです。
また、サンリオさんとのコラボレーションも、「ハローキティ」、「ポムポムプリン」、「シナモンロール」と贅沢に3つのキャラとさせていただき、どれも大変好評でした。アイドル達も、ピューロランドやカフェでコラボのお仕事を頑張ってましたね。コラボぬいぐるみもとてもかわいらしく出来ていて、私もお気に入りです。
--とても愛されている『ときめきレストラン☆☆☆』、そして3 Majestyと X.I.P.のメンバーですが、どんな方々がゲームをプレイしていて、どんな方々が彼らのファンなのでしょうか。
ファンの年齢層は幅広いのですが、バーチャルライブや、先ほどの東京ジョイポリスなどのコラボレーションイベントにいらっしゃるのは、やはり女性が中心となっています。
また、男性のファンもいらっしゃいます。ライブ等でも、「彼女に連れてこられて」などではなく、純粋にアイドルのファンとして足を運んでくださる方をお見受けしますよ。
--男性もいらっしゃるんですね。意外です。
知性派の霧島や肉体派の不破など、男性目線でもかっこいいと感じるアイドルが特に人気なようです。
--そしてそんな中、5周年記念のメディアミックスの一環として『ときめきレストラン☆☆☆』PlayStation Vita版が発表されました。こちらはどんな意図があっての発売なのでしょう。
2018年3月に『ときめきレストラン☆☆☆』、そして3 Majestyと X.I.P.が5周年を迎えます。5周年というのは大きな節目です。ですので、これを機に彼らの活動の場をさらに広げたいと考え、KONAMIさんと一緒に様々な展開を練ってきました。その第一弾が、今回のPlayStation Vita版となります。他にも様々な大型プロジェクト展開を考えています。展開を拡大することで、3 Majestyと X.I.P.の活動の場が広がり、ファンの方々はもちろんのこと、彼らの目に触れる機会を増やし、より『ときめきレストラン☆☆☆』への注目度を高めて5周年を盛り上げようという意図で実施します。
-- PlayStation Vita版はどんなゲームになるのでしょうか。
今回のタイトルはゲームではなくドキュメンタリー作品となっています。3 Majestyと X.I.P.が5周年に向けて様々なプロジェクトに対して真剣に打ち込んでいく姿というのを、表だけではなく、裏からもファンの方々に楽しんでもらおうと思い、ドキュメンタリーという形にしました。今まで行ってきたライブ映像やフォトグラファーの撮り下ろしビジュアルも多数収録する予定です。
それだけですと「DVDで発売すればいいのではないか」と思われるかもしれませんが、本タイトルはドキュメンタリー部分にアドベンチャーゲーム要素を加えた「ドラマティックライブドキュメンタリー」という新しいコンテンツの形をとりました。3 Majestyと X.I.P.のメンバー6人それぞれに密着し、彼らがお仕事に打ち込んでいる姿を余すことなく見ることができます。ちょうど8月の末ごろからドキュメンタリー用の密着取材が始まるんですよ。
--こちら所謂コンシューマ機での発売となりますが、なぜPlayStation Vitaで発売を決めたのでしょうか。
ビジュアル、映像、音声などをたくさん入れられるという容量の点と、女性向けコンテンツが多く発売されていることから、本タイトルとも親和性が高いかと考えたからです。
--最後になりますが、『ときめきレストラン☆☆☆』のユーザー、3 Majestyと X.I.P.のファンの方々にメッセージをお願いします。
いつも3 Majestyと X.I.P. を応援いただきありがとうございます。彼らはこれからデビュー5周年に向けて、KONAMIさんと一緒に様々なプロジェクトで活躍していく予定です。順次発表していきますのでお楽しみに。また、この記事で初めて知った方は、8月27日までは横浜のDMM VR THEATERで夏フェスライブイベントを開催していますので、ぜひお越しください。これから彼らが10年、15年と皆様に長く愛していただけるアイドルでいられるよう、私たちスタッフも精一杯彼らを支えていきます。どうぞ3 Majestyと X.I.P.の今後の活躍にご期待ください。よろしくお願いします!
--ありがとうございました。
今回のインタビューをご覧になった、3 Majestyと X.I.P.のファンの方々には、彼らの実在性を崩してしまっているとして怒られてしまうかもしれない。
だが、リアルなアイドルというのも、本人だけでなく、周りのスタッフ、関係会社が協力し合い、作り上げているコンテンツという見方もできるのではないかと著者は考える。そう考えるのであれば、3 Majestyと X.I.P. の存在もリアルのアイドルと変わらないのではないだろうか。
そして今回感じたのは、襟川氏自身も「3 Majestyと X.I.P.は実在している」というのを信じているのではないかということだ。だからこそ、3 Majestyと X.I.P. は実在性が保たれ、ファンの方々にリアルなアイドルとして愛され続ける施策を打ち出しているのではないだろうか。
5周年に向けて、様々な展開が予定されている『ときめきレストラン☆☆☆』。今後も注目していきたい。
■『ときめきレストラン☆☆☆』
©Konami Digital Entertainment
©コーエーテクモゲームス
会社情報
- 会社名
- 株式会社コナミデジタルエンタテインメント
- 設立
- 2006年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社コーエーテクモゲームス
- 設立
- 1978年7月
- 代表者
- 代表取締役会長(CEO) 襟川 陽一/代表取締役社長(COO) 鯉沼 久史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高681億700万円、経常利益341億6600万円、最終利益268億5200万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 非上場