同社のブースでは、TGS2017ではよく見られるゲームタイトルの試遊がなく、ユーザー体験型の企画が数多く用意されていたことが特徴的であった。本稿では、これまでに紹介したビジネスデイの模様に加え、パブリックデイの模様を中心に紹介する。
■VRを用いた催しは90分待ちに…『キャプテン翼〜たたかえドリームチーム〜』コーナー
もう一つは「VRで必殺技を体感 全日本のゴールを守れ!君がSGGK!」コーナーが用意され、ゴールキーパーの視点で「キャプテン翼」の必殺技を体験することができた。あのドライブシュートはもちろんのこと、ツインシュートやファイヤーショットも体験でき、パブリックデイでは90分待ちとなる大盛況となっていた。
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■個室からは歓喜の声…『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』コーナー
『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』コーナーは個室の体験スペースが用意されていた。本コーナーでは、個室にて各キャラクターとタッチパネルを介したコミュニケーションがとれるというもの。体験者には特製カレンダーカードも配布され、女性ファンが朝早くから行列を作っており、午前中には整理券配布が終了していた。
▲個室に入ると、コミュニケーションをとりたいキャラクターが選べる。
▲キャラクターを選択すると、2分間タッチパネルによるコミュニケーションがとれる。
▲タッチ箇所によって様々なリアクションをみせてくれる。
個室かつヘッドホンから語りかけてくれるので、没入感が高い。
■共闘クエストにジャンケン大会…ファンと一体で楽しむステージイベント
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他にも黒崎一護役の森田成一さんが登場したステージや、『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一先生が登場したステージもあるので、気になる人はKLabGames放送局の動画より見てみてほしい。
■3日間連続の公開生放送…KLabGames放送局TGS出張版
ステージ横では、KLabGames放送局のTGS出張版スタジオが併設されていた。毎週水曜日に放送されているKLabGames放送局の公開生放送となり、ステージ上でイベントが行われている際にも放送が行われていた。内容も多様な構成になっており、海外ユーザー向けの放送や東京ゲームショウ中に行われた企画の中継がされ、会場に来れなかったユーザーへもブースの臨場感を楽しめるものになっていた。
▲番組内にて特別ミッションと称したチャレンジ企画を実施。
会場内や視聴者を巻き込んだ企画が用意されていた。
▲KLabGames放送局ではおなじみのプルコギTさんがステージ上の艦隊戦を解説するなど、
ステージイベントがある中でも放送されており、様々な面で楽しめるコンテンツとなっていた。
▲海外ユーザー向けの番組も放送され、海外からのコメントも多く寄せられていた。
■ブースを彩るコンパニオンとユーザー交流
会場では、コンパニオンのフォトセッションコーナーも設けられるなど、会場を彩る工夫もなされていた。
また、KLabGames放送局のTGS出張版スタジオの傍には定点カメラが設置しており、ユーザーが生放送に登場できるコーナーも用意されていた。出演したユーザーには、特製のハンドスピナーがプレゼントされる。生放送への顔出しに物怖じすることなく、積極的に映るユーザーが多くおり、終了時にはハンドスピナーの配布は終了していた。
▲家族と一緒に映る、普段ゲーム内で共にしているメンバーに向けて映るなど、
ユーザーそれぞれで多種多様に参加していた。
■メディアミックスを含めた新作プロジェクト
ビジネスデイでは新作タイトルとして、『Project PARALLEL(仮)』『禍つヴァールハイト』の2本が発表された。『Project PARALLEL(仮)』は、「魔法」×「アイドル」をテーマとしたKLabとKADOKAWAによるメディアミックスプロジェクトで、楽曲制作にあたり、JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントが参加する。『禍つヴァールハイト』は今年3月に発表された「Project FORCE」の正式タイトルであることが明らかになったほか、初公開となるPVが公開された。
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新作発表のみならず、様々な企画が用意されていたKLabブース。東京ゲームショウといえば、新作発表会や見本市という印象があるが、その中でもKLabブースはユーザー参加型の一緒になって楽しむイベントとして展開されていたのが特徴的であり、リアルイベントの多様性が感じられるブースであった。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656