ワン・トゥー・テン・ロボティクスは、“空気を読む”会話エンジンパッケージ「PECO (ペコ)」を制作し、10月10日より、会話体験パッケージとして販売を開始した。
「PECO」は、視覚・聴覚・触覚・感情値などの感覚情報や、ユーザー属性や記憶、 環境情報などを統合して、 文脈として把握することを前提に、 新たに設計からやり直した会話エンジンとして開発。
センシング機能やイベント情報を取り扱うことで、 ”空気を読む”会話を実現する。これにより、人工知能を活用した会話をさらに加速させることを目指しているという。
また、ウェブでのチャットボット以外にも、アニメなどのキャラクター、車やスピーカーなど会話デバイス、 そしてロボットまで、 様々なものに活用できるとのこと。
【PECOを用いた”空気を読む”会話体験の導入例】
ウェブサイト
・サイト上のチャットボットとして、 掲載情報に合わせた案内やレコメンドなどを行う。
・ページ履歴(いつ・どこ)を覚えていき、 会話でユーザーをナビゲート活用する。
サイネージ
・ユーザーの性別・年齢・距離に応じて、 適切に会話を切り出す。
・日時や天気・ニュースを活用して、 ユーザーの行動を促すような案内を行う。
プロダクト / ロボット / スマートデバイス
・ユーザー情報からパーソナライズさせた会話や機能を提供する。
・行動履歴(誰が・いつ・何を)を覚えていき、 会話に活用する。
・ユーザーの趣味嗜好や想い出を記録し、 外部の情報とあわせて話を作り出す。
・写真や映像などの視覚情報から、 雑談のテーマとする。
コネクテッドカー
・ユーザー情報・位置情報・周辺情報より、 適切なレコメンドをしてくれる。
・ユーザーの視線がどこを見ているかを取得し、 アラートを投げる。
・車内の人数や雰囲気に応じて、 切り出す会話を変える。
広告キャンペーン
・ロボットやスマートデバイスを用いた会話体験の提供。
・アニメのキャラクターを使用したチャットボットやサイネージ体験を設置する。
・音声操作とユーザー情報をかけあわせたインスタレーションの展示。