【ゲーム株概況(10/20)】『欅のキセキ』好調のenish大幅高 『DQライバルズ』配信日発表のトーセも急反発 決算で材料出尽くしのモバファクがさえない
10月20日の東京株式市場では、日経平均株価は14日続伸となり、前日比9.12円高の2万1457.64円で取引を終えた。143日続伸は、実に56年10カ月ぶりとなる連騰で、歴代最長タイとなる。相場の過熱感から利益確定の売りが先行したものの、前日の米国上院で予算決議案が可決したと伝わると、先物主導でプラスに転じた。その後も前日終値付近でもみあったが、下値で押し目買いが入った。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、enish<3667>が大幅高となった。10月18日にリリースされた新作『欅のキセキ』がこの日もApp Storeの売上ランキングで順位を上げたことが材料視されている。本作のリリースで一度材料出尽くしの動きとなったものの、期待に応える好スタートを切っていることで、売り一巡ととともに再評価の機運が高まってきたもよう。
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トーセ<4728>も急反発。10月19日にスクウェア・エニックスが発売したPS4およびPS Vita用ソフト『いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY』の開発をサポートしたことが材料視されている。さらにトーセが開発を担当しているスクウェア・エニックスの新作『ドラゴンクエストライバルズ』の正式サービス開始日が11月2日に決定したことも刺激材料となった。
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他方、モバイルファクトリー<3912>が後場急落。この日(10月20日)、第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、売上高17億4700万円(前年同期比18.0%増)、営業利益5億4500万円(同18.2%増)と2ケタ増収増益だったが、目先材料出尽くしとなったもよう。また7~9月期がQonQで減収減益となったが、これは前回の決算説明会でアナウンスを行っていた。
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■関連銘柄一覧
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667
会社情報
- 会社名
- 株式会社トーセ
- 設立
- 1979年11月
- 代表者
- 代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高46億1500万円、営業損益5億2200万円の赤字、経常損益5億100万円の赤字、最終損益2億6000万円の赤字(2024年8月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4728
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912