【速報3】『SHOWROOM』は単月ベースで黒字化を実現　DeNA守安社長「スマホ動画サービスでも独自のポジションが築けているのでは」

ディー・エヌ・エー（DeNA）<2432>の守安功社長は、この日（11月9日）開催の第2四半期の決算説明会で、『SHOWROOM』について単月レベルながら黒字化する月が増えてきたと明かした。当サイトでも以前報じたことがあるが、アプリストアの売上ランキングでもTOP30に入るなど、スマホ向けの動画サービスとして高い存在感を示すようになっている。

【関連記事】
・ライブ配信PF『SHOWROOM』、Google Play売上ランキングで初のTOP30入り！　2013年12月のリリース以来初の快挙


『SHOWROOM』は、インターネット上でアイドルやタレントなどとコミュニケーションを楽しむことができる仮想ライブ空間で、DeNA子会社のSHOWROOMが運営している。昨今では、アイドルグループだけでなく、ゲームの番組や、ゲーム出演する声優・テレビCMモデルなどのオーディションも行われるようになっている。

守安社長によると、中国や東南アジアで同種サービスが大きな市場となっていることから、日本でも伸びると考え始めたそうだが、「アイドルになりたい、モデルになりたい人がイベントに参加して上位に入るとデビューできる登竜門的な役割を果たしている。スマホの動画市場は非常に伸びているが、その中でもユニークなポジションを築けているのでは」と語った。

ただし、売上については重視するものの、利益についてはまだ重視せず、無理をして売上を伸ばす考えはないとのこと。「無理をしなくてもトップライン（売上）は伸ばせる」。第2四半期（7～9月）において、「新規事業・その他」セグメントの売上収益が前四半期比16％増の24億円と大きく伸びたが、そのほとんどは『SHOWROOM』によるものだという。