サウジアラビアのミスク財団(MiSK Foundation)は、 11月16日、 同財団が主催する若者のイベント、「ミスク・グローバル・フォーラム2017」でスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>と、 サウジアラビアの若者向けメンターシップや講座などを提供する覚書(MOU)を締結した。
ミスク財団は、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下が同国の若者たちのためにイノベーションと創造性を生み出す非営利組織として2011年に設立され、 今までにハーバード大学、 シスコ、 ユネスコ、 シーメンズ、 デジタルハリウッド、 タミヤなどの組織とパートナーシップを結び活動してきた。
ミスク・グローバル・フォーラム(以下MGF)は、 2016年にスタートした中東の若者達を中心に世界の有識者が集まる最大のイベントの一つ。若いリーダー、 クリエイター、 思想家が一緒になり変化への挑戦を実現する方法を世界のイノベ―ター達と考えるプラットフォームでもある。
各社のコメント
■ミスク財団の事務局長バドル・アルアサーケル氏
「私たちの財団は、 ムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下の支援により5年間で100以上のイニシアティブをとり、 世界65ヵ国100万人以上の若者にプログラムを提供して参りました。 サウジアラビアでは、 ゲームは大変人気がありアラブの中で一番大きなマーケットです。 スクウェア・エニックス・グループとの連携を通じてゲーム開発人材の育成を進めることで、 日本と中東のコンテンツ産業の礎ともなります。
■スクウェア・エニックス・グループの松田洋祐社長
「私共スクウェア・エニックス・グループは、 世界中のお客様に喜んでいただけるコンテンツを提供するためクリエイター達が多様な挑戦を続けています。 今般、 サウジアラビアの若者がゲームクリエイターとして世界に挑戦するための人材開発プログラムに当社グループが参画する機会を得られることは大変光栄です。 このプログラム出身のクリエイターが創る作品がサウジアラビアから世界に発信されることを楽しみにしております。 」「サウジアラビアをはじめとした中東でもスクウェア・エニックス・グループのデジタルコンテンツを多くの皆様に楽しんでいただいており、 まさに”Digital Content Is Everywhere”だと思っています。 」
■ ミスク財団の子会社で、 アニメやゲームなどの制作を手がけるマンガプロダクションズCEOブカーリ・イサム氏
「学生ができる最大の感謝は自分の先生を超える事です。 2030年には皆様が今日ここに登壇した先生方を超える目標を持ち競争・活動することを期待します。 」
なお、ミスク財団は今後デジタルハリウッド、 タミヤと11月後半から12月前半にかけてサウジアラビアでワークショップを開催する予定だ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684