メルカリ、社会実装を目的とした研究開発組織「mercari R4D」を設立 研究成果のいち早いサービス化を目指す


メルカリは、社会実装を目的とした研究開発組織「mercari R4D(アールフォーディー)」(以下「R4D」)を設立した。

R4Dは調査(Research for)と、開発(Development)・設計(Design)・実装(Deployment)・破壊(Disruption)の4つのDから構成された名称。研究開発組織はR&D(Research & Development )と呼ばれることが一般的だが、その多くが調査と開発、基礎研究や応用研究を試験・調査することに留まっている。メルカリはこれまでもAIや機械学習などの技術を活用し、顧客にサービスを提供してきたが、今回外部の企業・教育機関と共同で、”社会実装”を目的とした研究開発組織を新たに立ち上げることで、最新技術の調査研究に留まらず、研究成果をいち早くサービス化していくことを目指す。組織メンバーには各領域の専門家が集まっており、代表にはメルカリの研究開発オフィサー木村俊也氏が、シニアフェローにはアーティストのスプツニ子氏、京都造形芸術大学教授の小笠原治氏らが参画する。

R4Dでは、①外部の企業・教育機関など共同研究パートナーによる基礎・応用研究、②R4Dによる研究開発・実装、③メルカリやソウゾウ(メルカリ100%子会社)、メルカリファンドによる事業化と、それぞれの組織の強みを活かし、スピーディーな研究開発と社会実装を目指していく。



【R4Dの共同研究パートナー・研究テーマ】



【mercari R4D 代表者プロフィール】
株式会社メルカリ
木村俊也 (きむら しゅんや)
2007年よりSNS企業にて研究開発を担当。機械学習の知見を活かして、レコメンデーションエンジンやグラフマイニングエンジン開発を担当。その他、自然言語処理学の知見を活かした広告開発やマーケティングデータ開発にも携わる。その後、技術を統括する組織の責任者を経て、インフラからアプリまで幅広いマネージメントを経験。2017年より株式会社メルカリにて研究開発のオフィサーを担当し、AIを中心とした幅広い研究領域のリサーチを担当。

【mercari R4D シニアフェロー プロフィール】
アーティスト
スプツニ子!
インペリアル・カレッジ数学科および情報工学科を卒業後、英国王立芸術学院(RCA)デザイン・インタラクションズ専攻修士課程を修了。在学中より、テクノロジーによって変化していく人間の在り方や社会を反映させた映像インスタレーション作品を制作。 2014年Forbes JAPAN 「未来を創る日本の女性10人」、2017年世界経済フォーラム ヤンググローバルリーダーズに選出。

京都造形大学教授 クロステックデザイン研究室 /株式会社ABBALab /さくらインターネット株式会社
小笠原治(おがさはら おさむ)
さくらインターネット共同ファウンダーを経て、ネット系事業会社の代表を歴任。2013年、ABBALabとしてIoTスタートアップのプロトタイピング向け投資事業を開始。同年DMM.makeを立ち上げ、DMM.make 3Dプリントを開始。2014年、DMM.make AKIBAを設立。同年さくらインターネットにフェローとして復帰。2017年、京都造形芸術大学教授に就任。



株式会社メルカリ
https://about.mercari.com/

会社情報

会社名
株式会社メルカリ
設立
2013年2月
代表者
代表取締役 CEO(社長) 山田 進太郎
決算期
6月
上場区分
東証プライム
証券コード
4385
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