エイチーム、プログラマ向けの技術情報共有サービス「Qiita」などを手掛けるIncrementsを子会社化 取得価額は約14億円

エイチーム<3662>は、12月22日、プログラマ向けの技術情報共有サービス「Qiita」などを手掛けるIncrementsの株式の100%を12月25日付で取得し、連結子会社化することを発表した。なお、取得価額は概算で14億5300万円。

Incrementsは、ソフトウェアの開発におけるエンジニアの開発効率を向上するサービスやツールを通して、世の中をより良くする様々なサービスの提供を促進することで、社会に貢献することを目指し、プログラマ向けの技術情報共有サービス「Qiita」および手軽に書けるチーム内情報共有ツール「Qiita:Team」の開発・運営を行っている。

これらの事業は、エイチームにとっては「自社で容易に参入できない、或いは参入に時間のかかる事業を持つ企業」ものであり、Incrementsの株式を100%取得することで、そのアセットやノウハウの活用により、新たな事業展開を加速させることができ、グループの中長期的な成長および企業価値の向上につながると判断し、今回の連結子会社化を決定したという。

株式取得後は、エイチームグループとIncrementsで、Incrementsが掲げるミッション「エンジニアを最高に幸せにする」をともに達成していくべく、グループのこれまでに培ってきた事業開発ノウハウを活用しながら、両社のエンジニア間の知識・スキルを融合することで、「Qiita」及び「Qiita:Team」のさらなる成長を目指していく。

また、上述のノウハウの活用および知識・スキルの融合により、「Qiita」および「Qiita:Team」におけるエンジニア情報を活用した新規事業の創出により、グループの事業領域をさらに拡大し、経営基盤の一層の強化を図っていくとしている。

なお、今回の子会社化によるエイチームの2018年7月期連結業績予想の修正は行われない。今後、業績見通しに影響があることが判明した場合には速やかに開示する方針だ。
 
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
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