DeNA、第1四半期はソーシャルゲームの売上が伸び営業益31%増の158億円

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、本日(7月29日)、第1四半期(4~6月期の連結業績を発表し、売上高346億4900万円(前年同期比43.2%増)、営業利益158億0900万円(同31.9%増)、経常利益157億5700万円(同31.8%増)、四半期純利益94億5600万円(同44.9%増)だった。     同社では、「Mobage」で提供しているソーシャルゲームの利用促進に注力した結果、ゲーム関連売上が順調に増加した、としている。ゲーム関連売上の増加に連動して代金回収代行手数料やゲームデベロッパーへのレベニューシェア支払人件費などが増加したものの、収益性の高いゲーム関連売上の拡大で吸収し、売上高、営業利益ともに7四半期連続で過去最高を更新した。 セグメント別の状況は以下のとおり。 ■ソーシャルメディア事業は、売上高310億6700万円(同52.5%増)、営業利益152億9800万円(同32.4%増)だった。自社開発のゲームに加え、ゲームデベロッパーが「Mobage」と「Yahoo! Mobage」で提供しているソーシャルゲーム内でのアイテムの販売が順調に増加した。ただ、アバター関連売上と広告関連売上は、前年同期比で売上が減少した。 ■EC事業は、売上高31億3000万円(同7.8%減)、営業利益13億0700万円(同15.2%増)だった。「クラブビッダーズ」加盟店舗数は4168店(前年同期末比405店減)となったものの、取扱高は101億2800万円(同11.6%増)だった。電子商取引に係る収納代行サービスを提供するペイジェントの決済規模は引き続き順調に拡大した。 ■その他は、売上高4億5100万円(同7.1%増)、営業利益1000万円(前年同期3200万円の赤字)だった。エアーリンクの運営する旅行代理店事業で、業務渡航や個人の海外旅行の取り扱いが堅調に推移した。   ■2012年4~9月期の見通し 第2四半期累計(4~9月期)の連結業績予想は、売上高710億円(前年同期比38.5%増)、営業利益325億円(同26.9%増)、経常利益186億円(同31.3%増)、当期純利益186億円(同31.3%増)を見込む。     同社では、国内では、iOS搭載端末向けアプリ版のサービスを第2四半期連結会計期間より開始する予定。また、コンテンツ自動最適化エンジン「ExGame」をゲームデベロッパーに提供し、携帯電話版からスマートフォン(ブラウザ)版への移植を支援し、スマートフォン版「Mobage」のラインナップの拡充を進めるとともに、有力ゲームデベロッパーとの連携によるソーシャルゲーム開発を推進する、としている。 海外では、欧米と中国スマートフォン市場向け「Mobage」の普及を進めていく。「Mobage」の特徴を活かす旗艦タイトルをリリースするとともに、積極的なマーケティングと通信キャリア・端末メーカーなどとの提携を行い、世界の主要マーケットでユーザー基盤の構築を進めていく。また、ロンドン、シンガポールに拠点を設立する予定。 このほか、国内外でグループのスマートフォン向けソーシャルゲームの開発体制を大幅に強化し供給力を高めるとともに、有望企業への出資やM&Aを引き続き積極的に検討していく。
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
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