『キラッとプリ☆チャン』は『プリパラ』からどう変わる? SNS要素を本格導入した「フォロチケ」 『プリパラ』のマイキャラとコーデが引継可能に



タカラトミーアーツは、本日(1月24日)、女児向けアーケード筐体「プリティーシリーズ」の新プロジェクトとして『キラッとプリ☆チャン』を発表した。現在運営中の『プリパラ』から大きく変わることになるが、新しいゲームの特徴はどうなるのか、そして、どういった部分が変わるのかといった点を中心にお伝えしたい。

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『キラッとプリ☆チャン』のコンセプトは、"イマドキの女の子"の心を捉えるものとなる。同社の調査によると、3~9歳の女児の60%はスマートフォンやタブレットを日常的に利用しており、インターネットによる動画サイトを利用する女児も55%になるという。小学生Youtuberが誕生するなど動画サイトは子どもたちにとって身近なものとなっている。
 


時代時代のトレンドに柔軟に合わせてきたプリティーシリーズだが、今回は、「動画サイト」と「自分発信」をキーワードとして、そこに歌とダンス、おしゃれ、友だちというプリティシリーズが育んできた要素と組み合わせていく。今回、リズムゲーム部分やコーデ(衣装)などの情報は限定的で、コンセプトを中心とした紹介となった。
 


アミューズメントゲーム筐体は、筐体の見た目はもちろん、ビジュアルもゲーム内容もまさに生まれ変わる。まず、「キラッとプリントシステム」を搭載する。これまでのゲームのメイン筐体の左側に「キラッとマシン」が付き、ゲーム中に「キラッとボタン」が7色に輝くと"超あたり"のキラキラ輝くチケット「キラチケ」が排出される。「プリチケ筐体史上最大のキラキラ度になる」とのこと。
 
▲お披露目となった筐体である。ゲーム筐体の左側に「キラッとプリントシステム」が追加されており、横幅が広くなっていることが確認できる。




もうひとつの大きな変化は「フォロチケ」だ。これまでの筐体ではゲームで排出された「プリチケ」のアイドル名刺部分を切り離し、友だち同士で交換し、お互いのキャラを自分のライブゲームに登場させる「トモチケ交換」が用意されていたが、本作ではさらにSNS要素を追求する。
 


「フォロチケ」を筐体に読み込ませるとお互いのキャラがネットワークでつながってフォロワーとなり、「いいね★」を相互に送り合うことができる。送られた「いいね★」やフォロワー数の推移はいつでもプロフィール画面から確認可能で、フォロワーの広がりも視覚的に確認できるようになっている。また友だちが遊んだ写真「プリスタグラム」もアップされるので、そこから「いいね★」を送ることができる。
 
▲久保田未夢さんがフォロチケの実物を紹介。現在の「プリチケ」と大きさは変わらないようだ。


タカラトミーアーツでは、フォロワーが増えていくことで女の子は皆に認められる満足感があり、さらに「フォロチケ」を配りたくなる。そして、沢山の人たちと知らないところでつながっていくSNSの喜びをフォロチケ交換というアクション、フォロチケや筐体画面というビジュアルで体感できるという、新時代のコミュニケーションの確立を目指す。
 


なお、『プリパラ』アイドルにとって気になるのは、やはりこれまで遊んだ『プリパラ』のデータが使えるかどうかだろう。この点については「マイキャラひっこシステム」を実装する。最後に遊んだプリチケを読み込めば、『プリパラ』のマイキャラのスタイルで始めることができる。データがどこまで移行できるかは続報待ちといったところだろう。また、コーデについても使えるようだ。
 


さらに、小学生YOuTuberのかんなちゃん&あきらちゃんとのコラボを行うことも発表した。2人は玩具の紹介動画で大ブレイクし、チャンネル登録者数は190万人、視聴回数は合計50億回を超える大人気YouTuberである。2人は『プリパラ』が好きで、動画でも何度か紹介したことがあるそうだ。動画での紹介だけでなく、イベントにも参加し、「フォロチケ」交換なども行ってくれるそうだ。
 
▲かんなちゃん&あきらちゃん、林鼓子さん、久保田未夢さんによる世界初のフォロチケ交換が行われた。


タカラトミーアーツによると、今回の発表会はあくまでプロジェクトのお披露目メインであり、詳細については今後、順次発表していくとのこと。メインコンテンツの一つであるリズムゲームがどうなるのか明かされていない。また、キーコンセプトの「動画」がアニメには入っているが、ゲームではどうなるのか。プレイ動画の配信機能はあるのか。そして、スマホやタブレットとの連携の有無なども注目ポイントになるだろう。



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株式会社タカラトミーアーツ
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会社情報

会社名
株式会社タカラトミーアーツ
設立
1988年2月
代表者
代表取締役社長 近藤 歳久
決算期
3月
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