【発表会】ブシロードと新日本プロレス、2020年配信を見据え世界中で遊ばれる「ブシモ×新日本プロレス」ゲームの開発パートナーを募集 会見では木谷氏と内藤選手が舌戦!?
ブシロードと新日本プロレスリングは、2月2日、都内で記者会見を実施した。
ブシロード取締役の木谷高明氏、新日本プロレス所属の内藤哲也選手、そして声優事務所「響」所属の相羽あいなさんが出席したこの日の記者会見では、ブシロードが提供するスマートフォン向けゲームブランド「ブシモ」と新日本プロレスから重大発表があるということで、多くのマスコミが集まった。
本記事では、その模様をお届けする。
◼︎新日本プロレスのゲームを開発するパートナーを募集 条件は”新日本プロレス”への愛
会見は"制御不能な男"、内藤選手が定刻になっても姿を現さないという、何とも雲行きの怪しい中始まった。
まず、MCの相羽あいなさんから、今回の重大発表内容について聞かれた木谷氏は、「新日本プロレスはいま世界中でウケています。今日は考えに考え抜いて、新日本プロレスのゲームを作るためにはコレしかない、ということを発表します」と説明。
▲ブシロードの木谷高明氏。
そして、今年の1月4日に開催された「WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム」大会で35000人を動員し、ツイッタートレンドで世界一になったことや、3月25日にアメリカ・ロングビーチで開催される「STRONG STYLE EVOLVED」のチケットがわずか10分で4500枚を完売するといった、いまの新日本プロレスの勢いを象徴する出来事を紹介した。
また、新日本プロレスの公式ゲームについては、すでに『プロレスやろうぜ!』が配信中だが、さきのコメントで木谷氏が口にした新たな”新日本プロレスのゲーム”とは果たしてどのようなものになるのだろうか?
▲新日本プロレスの公式ゲーム『プロレスやろうぜ!』
その答えとして、木谷氏が発表したのが、2020年1月4日のリリースを希望とし、世界中で遊んでもらえる新日本プロレスのゲームを開発するパートナーを募集する、というものだった。
パートナー募集の発表について木谷氏は、「世界でウケている新日本プロレスのコンテンツということで、中途半端なものは出したくない。そのために、国内のみならず世界展開を一緒にやってくれる会社さんを募集したい」と趣旨を説明。2020年1月4日にリリースをするためにパートナーを広く募ろうというわけだ。
そして募集するパートナーについて、木谷氏がさらに詳しく語ろうとしたその時、ようやく内藤選手が会見の席に姿を現した。
▲入場するや、さっそく木谷氏(右)に噛み付く内藤哲也選手(左)
「勝手に(記者会見に)呼び出しておいて、勝手に始めてるなんて失礼じゃありませんか?」と、自分が遅れてきたことを悪びれもしない内藤選手。それどころか「俺は(昨日まで)北海道、青森、岩手、宮城と巡業してきて、オクパード(忙しい)でカンサード(疲れる)な中、わざわざ会見に来たんですよ。何か言葉はないんですか?」と要求し、木谷氏も「お疲れ様でした。ありがとうございます」と渋々労いの言葉を送っていた。
さらに内藤選手、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(内藤選手率いるユニット)のグッズと本隊のグッズを身に付けているようですが、どっちかにしていただけますか?」とMCの相羽さんの衣装に対しても噛み付くなど、さすがの制御不能ぶりを発揮した。
内藤選手の登場により若干脱線しかけた本会見だったが、「パートナーを募集……パレハ(相棒)ってことですか?」と内藤選手自ら軌道修正。
そのパートナーについて、「デベロッパー、パブリッシャー問わない。新日本プロレス愛、ゲーム愛があれば」と木谷氏は応募条件を述べ、「どこの会社が愛を持っているのかはわかりません。例えば上司が愛を持っていても、部下が持っていない。またはその逆でも良いものは作れません。会社、チームぐるみでゲーム、新日本プロレスに愛を持っているところと、国内、海外問わず組んでいきたい」(木谷)と加えた。
新日本プロレス愛の話になると、「内藤選手は中学3年生から新日本プロレスのファンクラブに入っていたくらい愛がある」と、今回の会見に内藤選手を呼んだ理由を明かした木谷氏。すると内藤選手、「つまりこのプロジェクト、ゲームの主役はロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと内藤哲也ということですね」と都合良く解釈。
そして「俺ほど新日本プロレスの事が大好きな人間はいない。だから会社は、もっと内藤を大事にしたほうがいい」と自己評価すると、「でも、俺が良い事を提案してもこの会社は1度も通してくれない。それは現場の判断なのか? それとも木谷オーナーが却下しているのか?」(内藤)と、恒例の会社及びオーナー批判を浴びせた。
また、今回の発表に合わせ、「ブシモ×新日本プロレス」のTwitterキャンペーンの実施も発表。ブシモ公式Twitterと新日本プロレスリング株式会社公式Twitterをフォローし、「ブシモ×新日本プロレス」のスマホゲームでやりたいことを、「#ブシプロ」をつけてツイートすると、抽選で10名に内藤哲也選手サイン入り「ブシモクリアファイル」が当たるというもの。
ちなみに「ブシモ×新日本プロレス」のスマホゲームでやりたいことについて聞かれた内藤選手は、「俺は入場シーンが好きなので、入場シーンの時に自分の好きなように動ける。花道で止まったり観客席に入ったり。そこを操作できるとおもしろいなと。ただ、一番大事なのは、プレイする方がまさに自分がそこにいるような感覚を味わえるリアリティかな。ゲームを通して皆様にそこを感じていただければいいですね」とコメント。
一方の木谷氏は、「これだけ世界に広がっている新日本プロレスのゲームなので、世界中の人に楽しんでもらえるものにしたい。オプションとして、過去のOB選手を追加できたりするとさらにおもしろいかなと思います」と自身のアイデアを語った。
記者会見の最後には、木谷氏、内藤選手が次のようなメッセージを送った。
「2020年 1.4 に向けて、パートナーを大募集致します。本気で良いゲームを作りたいと考えているので、奮って参加して欲しいです」(木谷)
「今回のプロジェクト、木谷オーナーの推薦で、僕がいろいろ提案していきます。一体どんなゲームができるのか、皆様も想像してください。2020年1月4日まで、トランキーロ……あっせんなよ!」(内藤)
なお、今回発表されたパートナー募集については、「ブシモ×新日本プロレス」特設サイトで行われるとのこと。
▲「テンゴアンブレ(お腹が空いた)だから帰る」と言い残し、オクパードでカンサードな制御不能男は会場を後にした。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社ブシロード
- 設立
- 2007年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 木谷 高明
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高462億6200万円、営業利益8億8200万円、経常利益18億9800万円、最終利益8億400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7803
会社情報
- 会社名
- 新日本プロレスリング