ネクソン<3659>のオーウェン・マホニー社長(写真)は、この日(2月8日)開催の決算説明会で、韓国で1月25日にリリースし、アプリストアの売上ランキングで早くも上位に食い込んだ『Durango: Wild Lands(야생의땅:듀랑고)』の初動について、「素晴らしい状況」と満足の意を示しつつも、長期的な運用が大事であると強調した。
同タイトルは、恐竜が生息する原始的な異世界「Durango」を舞台に、他のプレイヤーと協力や対立などを行いながら生き残りを目指す、オープンワールド型のMMORPGとなっている。モバイルでは非常に珍しいが、PCオンラインゲームに近い遊び方をする人もいれば、従来のモバイルゲームのような遊び方をする人もいるとし、ベンチマークやKPIの設定も試行錯誤している最中とした。
事前登録者数が250万人に到達するなど期待値が大きいタイトルだったが、リリース当初から多くのユーザーがゲームをプレイしている状況で、サーバーの負荷もすぐに限界に到達してしまったため、「必死になって対応した」という。
同社では、今後の想定としては、PCオンラインゲームに近い成長イメージを描いているようだ。良好なスタートになっていることを喜びつつ、「短期的に収益化を追求するのではなく、あくまで長期にわたってユーザーに楽しんでもらうことが目標だ。そこで売上と利益に貢献してもらえればいい」(CFO植村士朗氏)との見方を示した。
【関連記事】
・ネクソン、新作モバイルゲーム『Durango: Wild Lands』の韓国で配信開始 原始世界「Durango」を舞台にしたオープンワールド型MMORPG
・ネクソンの期待作『Durango』が好スタート アプリストアの売上ランキングでTOP5入り 恐竜の生息する異世界でサバイバルを目指すモバイルゲーム
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659