富士通と富士通北陸システムズは、東京都北区と共同で、介護サービス事業者の指導監督業務を、富士通のAI技術「FUJITSU Human Centric AI Zinrai(以下、Zinrai)」を活用した実証実験を発表した。この実験で従来、北区職員が人手で行っていた介護給付費を請求を効率化するのが狙いだ。
背景には、日本社会の高齢化が急速に進む中、要介護認定者や介護施設の増加に伴い、介護給付費支給にともなう請求内容の分析業務や指導業務の増大が大きな課題となっていることだ。
実証実験では、SEによる業務知見とソフトウェア開発技術の融合を進める富士通北陸システムズが開発した機械学習技術を活用し、北区の介護保険システムに蓄積された介護サービス事業者からの過去の介護給付費請求データなどを機械学習させ、請求内容の適正性を分析できるモデルを構築し、その有効性を検証していく。
北区は、本実証実験で得られる知見を生かし、これまで担当職員が時間をかけて実施しなければならなかった介護給付費支給業務の効率化をはかるとともに、介護給付費請求のさらなる適正化を目指す、と説明している。
