クリーク・アンド・リバー社<4763>と、デジタルアニメーションソフトウェアの製造・販売事業を展開するCACANi(カカーニ)は、カカーニが開発した自動中割り生成機能付き2Dアニメーション制作ソフト「CACANi(カカーニ)」の日本国内の販売における総代理店契約を締結した。
「CACANi」は、 Computer Assisted Cel Animationの略称で、アニメ制作における効率化およびアニメーターの作業負担軽減を目的に開発された。最大の特徴は、自動中割り生成機能。中割とは、 アニメ制作においてキーフレームとキーフレームの間の絵を描く作業のことで、「CACANi」はその中割を自動で生成し、 彩色する機能が備わっている。従来のアニメ制作の工程では、 スムーズな動作に見せるためにキーフレームを繋ぐ膨大な量の絵を描く必要があったが、「CACANi」の登場によりその作業時間を圧倒的に短縮できるという。
クリーク・アンド・リバー社は、「CACANi」の日本国内における普及を目指していく。「CACANi」のR&D(研究開発)で、すでにアニメーション企画・制作を行うデイヴィッドプロダクションと協業することが決定している。また、 クリーク・アンド・リバー社は近年、 自社スタジオにおいてデジタルアニメの制作も行っている。 同スタジオをベースに「CACANi」に特化したアニメ制作スタジオの設立を目指していく。
会社情報
- 会社名
- 株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 設立
- 1990年3月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 井川 幸広/代表取締役社長COO 黒崎 淳
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高497億9900万円、営業利益41億300万円、経常利益41億3700万円、最終利益26億5800万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4763