アクセル、ゲーム開発向けミドルウェアを今期は3製品投入 関連製品の売上高は前期は26%増の7200万円と伸長

アクセル<6730>は、新規事業としてミドルウェア製品「AXIP」の販売を強化しており、2019年3月期中に3つの新製品をリリースすることを明らかにした。パチンコやパチスロ機向けのグラフィックスLSI製品を提供してきた同社だが、その差別化要素として研究を進めてきた独自技術を応用し、主にゲーム市場をターゲットにした圧縮技術ミドルウェアを提供していく。コンソールゲームやブラウザゲーム、インディーズゲームへの対応を積極推進する、としている。

リリースを予定しているのは、以下の3製品となる。

■AILIA(2018.8予定)DNNフレームワーク
■VUCKET(2018.9予定)ファイル・パッカー
・画像や音声などの大量のファイルを一つにまとめる機能
・ファイルの破損チェックや暗号化、圧縮にも対応
■LESIA(2018.12予定)超高圧縮による通信帯域の削減
 


なお、ムービーミドルウェア「H2MD」や、ゲームアプリ向けサウンドミドルウェア「C-FA」に加えて、超解像・画像拡大のミドルウェア「GRADIA」を市場に投入した。2018年3月期における同社ミドルウェア製品等のその他製品の売上高は、前の期比26.4%増の7200万円となり、全体の売上高が5.8%増となるなか順調に伸びている。
株式会社アクセル
https://www.axell.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社アクセル
設立
1996年2月
代表者
代表取締役社長 松浦 一教/代表取締役副社長 斉藤 昭宏
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
6730
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