ファンコミ、1Qは売上高8%減、営業益21%減に ITPや検索アルゴリズムの影響を受けてCPA型、CPC/ターゲティング型ともに減収減益 

ファンコミュニケーションズ<2461>は、5月8日、2018年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高90億3500万円(前年同期比8.5%減)、営業利益12億700万円(同21.9%減)、経常利益12億2600万円(同21.1%減)、最終利益8億1800万円(同25.2%減)となった。
 

主なセグメントごとの状況は以下のとおり。

①CPA型アドネットワーク事業…売上高61億8500万円(前年同期比6.6%減)、営業利益11億5800万円(同9.4%減)
「seedApp(シードアップ)」は堅調に推移したものの、「A8.net(エーハチネット)」はITPや検索アルゴリズムの影響を受け、また、「adcrops(アドクロップス)」はアドフラウドの影響を受け、CPA型アドネットワーク事業の売上高は減収となった。一方、「A8.net」においては、ITPへの対策として新しい広告効果計測システムを提供開始した。

②CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業…売上高26億4000万円(同18.7%減)、営業利益3億円(同43.0%減)
ITPの影響によってcookieをベースにしたターゲティング広告の鈍化、ソーシャルメディアへの広告予算の集中や広告配信先メディアの精査、バナー表示方法の適正化などの影響で売上高が伸び悩んだ。また、利益面においては動画広告などの先行投資が継続しており減益となった。

なお、2018年12月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高385億円(前期比1.5%減)、営業利益50億円(同13.0%減)、経常利益50億2000万円(同13.3%減)、当期純利益34億7000万円(同17.9%減)と減収減益の見込み。
 
株式会社ファンコミュニケーションズ
http://www.fancs.com/

会社情報

会社名
株式会社ファンコミュニケーションズ
設立
1999年10月
代表者
代表取締役社長 二宮 幸司
決算期
12月
上場区分
東証プライム
証券コード
2461
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