マーベラス<7844>は、本日(5月10日)、2018年3月期の連結決算を発表し、売上高252億9100万円(前の期比13.9%減)、営業利益51億4700万円(同10.6%減)、経常利益51億0500万円(同12.1%減)、最終利益35億1300万円(同15.6%減)と2ケタの減収減益だった。家庭用ゲームや音楽映像が好調だったものの、スマートフォンゲームを中心とするオンラインゲームの不振が響いた格好だ。
セグメント別の状況は以下のとおり。
売上高100億3400万円(同32.0%減)、セグメント利益13億9000万円(同57.5%減)だった。
「戦刻ナイトブラッド」を2017年5月より、「おそ松さん よくばり!ニートアイランド」を同9月より、「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」を同11月よりサービスを開始し、さらには、2018年1月に「オーディナルストラータ」、同3月に「千銃士」をリリースするなど、多数の新作アプリゲームを送り出した。
一方で、一部の不採算タイトルのサービスを終了したほか、当期リリースに向けて開発中であった一部タイトルの開発を中止し、それぞれの開発費用を一括計上した。また、既存の主力タイトル「剣と魔法のログレス いにしえの女神」については、4周年イベント等で巻き返しを図ったものの、前の期と比べて低調な推移となった。
売上高88億9100万円(同1.9%減)、セグメント利益は2,96900万円(同45.4%増)となった。
2017年7月に「Fate/EXTELLA(フェイト/エクステラ)」(Nintendo Switch)を、同11月に「シノビリフレ -SENRAN KAGURA-」(Nintendo Switchダウンロード専売)を、同12月に「牧場物語 ふたごの村+」(ニンテンドー3DS)を発売、さらに2018年2月には「閃乱カグラ Burst Re:Newal(PS4)」を発売し、それぞれ順調なセールスとなった。また、旧作のリピート販売等も好調だった。海外では、主力シリーズの北米・欧州等への展開を行い、こちらも好調だった。なお、第4四半期でソフトウェア資産等の売却を行ったため、一時的な収益も発生したという。
このほか、アミューズメント部門では前期より好評稼働中の「ポケモンガオーレ」が引き続き好調だったことに加え、新機軸のプライズマシン「TRYPOD」を2017年11月より出荷を開始し、好調なセールスを記録したという。
売上高63億9600万円(同14.1%増)、セグメント利益20億5200万円(同28.0%増)だった。
TVアニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』等のパッケージ商品化を行ったほか、前期に放送したTVアニメ『刀剣乱舞-花丸-』のBlu-ray・DVD販売が引き続き好調に推移し、これらのタイトルを含めたライブラリ作品の配信・番組販売・商品化といった二次利用収入が引き続き好調だった。また、2017年10月よりTVアニメ『戦刻ナイトブラッド』を、2018年1月よりTVアニメ「続『刀剣乱舞-花丸-』」とTVアニメ『Fate/EXTRA Last Encore』を、さらには2018年2月よりプリキュアシリーズの新作TVアニメ『HUGっと!プリキュア』の放送を開始した。
ステージ制作部門では、主力シリーズの新作「舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜」や「舞台『刀剣乱舞』ジョ伝 三つら星刀語り」、「『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Judge of Knights~」や「『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』~To the shining future~」が特に好調に推移し好業績を牽引したほか、定番シリーズの「ミュージカル『テニスの王子様』」、「ミュージカル『薄桜鬼』」、「舞台『K』」、「舞台『弱虫ペダル』」の新作公演を実施した。また、当期の新作として、「舞台『ジョーカー・ゲーム』」、「B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』」、「舞台『モブサイコ100』」を実施し、好評を博した。このほか、各シリーズのパッケージ販売、ライブビューイング、国内配信事業等が好調に推移した。
続く2019年3月期は、売上高250億円(前期比1.2%減)、営業利益45億円(同12.6%減)、経常利益45億円(同11.9%減)、最終利益29億8000万円(同15.2%減)と引き続き減収減益を見込む。
セグメント別の状況は以下のとおり。
<オンライン事業>
売上高100億3400万円(同32.0%減)、セグメント利益13億9000万円(同57.5%減)だった。
「戦刻ナイトブラッド」を2017年5月より、「おそ松さん よくばり!ニートアイランド」を同9月より、「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」を同11月よりサービスを開始し、さらには、2018年1月に「オーディナルストラータ」、同3月に「千銃士」をリリースするなど、多数の新作アプリゲームを送り出した。
一方で、一部の不採算タイトルのサービスを終了したほか、当期リリースに向けて開発中であった一部タイトルの開発を中止し、それぞれの開発費用を一括計上した。また、既存の主力タイトル「剣と魔法のログレス いにしえの女神」については、4周年イベント等で巻き返しを図ったものの、前の期と比べて低調な推移となった。
<コンシューマ事業>
売上高88億9100万円(同1.9%減)、セグメント利益は2,96900万円(同45.4%増)となった。
2017年7月に「Fate/EXTELLA(フェイト/エクステラ)」(Nintendo Switch)を、同11月に「シノビリフレ -SENRAN KAGURA-」(Nintendo Switchダウンロード専売)を、同12月に「牧場物語 ふたごの村+」(ニンテンドー3DS)を発売、さらに2018年2月には「閃乱カグラ Burst Re:Newal(PS4)」を発売し、それぞれ順調なセールスとなった。また、旧作のリピート販売等も好調だった。海外では、主力シリーズの北米・欧州等への展開を行い、こちらも好調だった。なお、第4四半期でソフトウェア資産等の売却を行ったため、一時的な収益も発生したという。
このほか、アミューズメント部門では前期より好評稼働中の「ポケモンガオーレ」が引き続き好調だったことに加え、新機軸のプライズマシン「TRYPOD」を2017年11月より出荷を開始し、好調なセールスを記録したという。
<音楽映像事業>
売上高63億9600万円(同14.1%増)、セグメント利益20億5200万円(同28.0%増)だった。
TVアニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』等のパッケージ商品化を行ったほか、前期に放送したTVアニメ『刀剣乱舞-花丸-』のBlu-ray・DVD販売が引き続き好調に推移し、これらのタイトルを含めたライブラリ作品の配信・番組販売・商品化といった二次利用収入が引き続き好調だった。また、2017年10月よりTVアニメ『戦刻ナイトブラッド』を、2018年1月よりTVアニメ「続『刀剣乱舞-花丸-』」とTVアニメ『Fate/EXTRA Last Encore』を、さらには2018年2月よりプリキュアシリーズの新作TVアニメ『HUGっと!プリキュア』の放送を開始した。
ステージ制作部門では、主力シリーズの新作「舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜」や「舞台『刀剣乱舞』ジョ伝 三つら星刀語り」、「『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Judge of Knights~」や「『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』~To the shining future~」が特に好調に推移し好業績を牽引したほか、定番シリーズの「ミュージカル『テニスの王子様』」、「ミュージカル『薄桜鬼』」、「舞台『K』」、「舞台『弱虫ペダル』」の新作公演を実施した。また、当期の新作として、「舞台『ジョーカー・ゲーム』」、「B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』」、「舞台『モブサイコ100』」を実施し、好評を博した。このほか、各シリーズのパッケージ販売、ライブビューイング、国内配信事業等が好調に推移した。
■2019年3月期の見通し
続く2019年3月期は、売上高250億円(前期比1.2%減)、営業利益45億円(同12.6%減)、経常利益45億円(同11.9%減)、最終利益29億8000万円(同15.2%減)と引き続き減収減益を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844