セガサミーHD、第1四半期の営業益は94.4%減の9億3500万円 遊技機、エンタメともに減収減益 ゲームはパッケージ好調もデジタルゲーム不振

セガサミーホールディングス<6460>は、本日(8月1日)、第1四半期(2018年4月~6月)を発表し、売上高688億3800万円(前年同期比35.8%減)、営業利益9億3500万円(同94.4%減)、経常利益6億8800万円(同97.1%減)、最終利益3億3700万円(同97.1%減)だった。

主力の遊技機事業、エンターテイメント事業ともに減益となった。またリゾート関連事業についても投資フェーズにあるという。

 


セグメント別の状況は以下のとおり。

 
■遊技機事業

売上高215億0300円(前年同期比60.9%減)、営業利益17億2000万円(同88.6%減)だった。大型タイトルの販売があった前年同期比では販売台数は減少した。

パチスロ遊技機はスペック替えタイトルである『パチスロ北斗の拳 修羅の国篇 羅刹ver.』などの販売を行い9000台の販売となった(前年同期は25千台の販売)。パチンコ遊技機では、アニメの世界観を再現した『パチンコCR偽物語』や『北斗の拳』シリーズ初の小当たりRUSHを搭載した『ぱちんこCR北斗の拳7 百裂乱舞』の販売が好調に推移したことから、4万台の販売となった(前年同期は9万7000台の販売)。


 
■エンタテインメントコンテンツ事業

売上高450億1200万円(前年同期比10.5%減)、営業利益16億7800万円(同54.9%減)だった。

スマートフォンゲームやPCオンラインゲームなどのデジタルゲーム分野では、『共闘ことばRPG コトダマン』や『プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド』などの新作タイトルの配信を開始したものの、既存タイトルの減衰を補いきれなかったほか、新作タイトル投入に伴う研究開発費等が発生した。

パッケージゲーム分野では、『ペルソナ』シリーズのサウンドアクションゲーム『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』『ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト』をはじめ、『龍が如く6』の欧米版となる『Yakuza 6: The Song of Life』等の既存IPを活用したタイトルを販売したほか、引き続き過去に発売したタイトルのリピート販売を行い利益拡大に貢献し、販売本数は570万本(前年同期は456万本の販売)となった。

アミューズメント機器分野は、『UFO CATCHER』シリーズ等の販売が堅調に推移した。アミューズメント施設分野では、既存のゲームセンター業態において、電子マネーの導入を進めたほか、プライズを中心に施設オペレーションの強化に取り組んだ結果、国内既存店舗の売上高は前年同期比で104.2%となった。

映像・玩具分野では、劇場版『名探偵コナン』をはじめとした映画や、アニメのネット配信に伴う収入を計上したほか、玩具において『アンパンマン』シリーズ等の主力製品を中心に展開した。


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■リゾート事業

売上高23億2100万円(前年同期比12.5%増)、営業損失6億74百万円(前年同期は営業損失7億3500万円)だった。

国内有数のリゾート『フェニックス・シーガイア・リゾート』において、大規模リニューアルを活用した各種施策や、シーガイア プレミアム メンバーズクラブ会員の増加等により、利用者数は前年同期比33.3%増となった。また、IR(統合型リゾート)事業の本格化に向けた先行費用が発生したものの、前年同期比で損失幅が縮小した。


 
■2019年3月期の見通し

続く2019年3月通期は、売上高3900億円(前期比20.5%増)、営業利益210億円(同18.5%増)、経常利益160億円(同9.7%増)、最終利益120億円(同34.4%増)を見込む。

 
セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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