ネクソン<3659>は、本日(8月9日)、第2四半期(2018年1月~6月)の累計決算を発表し、売上収益1383億円(前年同期比13.5%増)、営業利益707億円(同26.2%増)、最終利益788億円(同100.4%増)だった。
主要外貨の対円為替レートが前年同期比で上昇したことによる為替の好影響と、中国事業が引き続き好調であったことで売上収益は堅調に推移した。販売管理費が増加したものの、増収効果で吸収した。中国では、主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』 (Dungeon&Fighter)の労働節アップデート及び10周年アップデートがユーザーの好評を博したことなどにより好調に推移したという。また北米で連結子会社となったピクセルベリー・スタジオズの配信している『Choices:Stories You Play』の寄与したという。
費用面は『FIFA Online 3』『真・三国無双 斬』、『HIT』の売上収益の減少に比例してロイヤリティ費用が減少した一方、モバイルゲームのラインナップ増加に伴うクラウドサービス費用の増加や、韓国における既存ゲームタイトルの運用に係る従業員の増加に伴い人件費が増加した結果、売上原価は前年同期比で増加した。販売費及び一般管理費は、主に韓国における『FIFA ONLINE 4』や『KAISER』など新規タイトルや北米における『Choices』の広告宣伝費と人件費の増加で、前年同期比で増加となった。
このほか、ナット・ゲームズ・カンパニー・リミテッドの連結子会社化に伴い段階取得に係る差益を認識した結果、その他収益が前年同期比で増加する一方、その他の費用については、減損損失の計上額が減少したことにより、前年同期比で減少した。また、外貨建ての現金預金及び売掛金等について為替差益が発生した結果、前年同期比で金融収益は増加した。
セグメント別の状況は以下のとおり。
① 日本
売上収益45億円(同30.6%減)、セグメント赤字37億円(前年同期は18億円の赤字)だったた。日本では、PCオンラインゲーム、モバイルゲームともに減収となった。
② 韓国
売上収益1226億円(同12.5%増)、セグメント利益757億円(同18.1%増)とだった。韓国セグメントの売上収益には、子会社であるネクソン・コリア・コーポレーションの傘下にあるネオプル・インクの中国におけるライセンス供与に係るロイヤリティ収益が含まれる。主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』 (Dungeon&Fighter)の旧正月アップデート、労働節アップデート、10周年アップデートがユーザーから好評だった。
③ 中国
売上収益12億円(同36.9%減)、セグメント利益5億円(同51.8%減)だった。
④ 北米
売上収益96億円(同144.9%増)、セグメント赤字34億円(前年同期は28億円の赤字)だった。
オーウェン・マホニー社長のコメント
当第2四半期業績は、ゲーム運用における当社の強みを示すだけでなく、我々のビジネスモデルの有効性を立証する結果となりました。『アラド戦記』や『メイプルストーリー』等の自社IPタイトルのユーザー基盤や収益も引き続き成長し、新規ゲームタイトルも好調なスタートを切りました。その新作の多くは、自社開発のオリジナルIPをもとにしています。昨年韓国にて成功した『OVERHIT』は、国内プレイヤーの趣向に合うようカスタマイズを施した後、日本にて配信開始し、好評を博しています。モバイルアクションRPG『Darkness Rises』は、コンソールゲームさながらのグラフィッククオリティ及びゲーム性を実現し、グローバル展開後、数週間で1,000万を超えるダウンロード数を達成しました。また、直近で140か国以上に配信開始した『メイプルストーリーM』では、我々が誇る代表的タイトルの独創性の高いゲーム体験をモバイルゲームでも楽しんでいただけるようになりました。一方、PC・モバイル版を配信開始した『EA SPORTS™ FIFA ONLINE 4』においては、プレイヤーがスムーズに新しいゲーム体験へと移行できるよう、注力しております。我々は、ゲームの配信開始から数年が経過するまで、本当の成功とみなすことはしません。ネクソンのゲームタイトルを、長年にわたってプレイヤーに楽しんでいただけるよう、高品質なアップデートやイベントを実施してまいります。
続く2018年12月通期の見通しは非開示。第3四半期の予想を開示しており、売上収益1992~2041億円(前年同期比9.3~12.0%増)、営業利益917~959億円(同16.5~21.9%増)、最終利益993~1028億円(同68.6~74.5%増)、EPS111.93~115.86円を見込む。
主要外貨の対円為替レートが前年同期比で上昇したことによる為替の好影響と、中国事業が引き続き好調であったことで売上収益は堅調に推移した。販売管理費が増加したものの、増収効果で吸収した。中国では、主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』 (Dungeon&Fighter)の労働節アップデート及び10周年アップデートがユーザーの好評を博したことなどにより好調に推移したという。また北米で連結子会社となったピクセルベリー・スタジオズの配信している『Choices:Stories You Play』の寄与したという。
費用面は『FIFA Online 3』『真・三国無双 斬』、『HIT』の売上収益の減少に比例してロイヤリティ費用が減少した一方、モバイルゲームのラインナップ増加に伴うクラウドサービス費用の増加や、韓国における既存ゲームタイトルの運用に係る従業員の増加に伴い人件費が増加した結果、売上原価は前年同期比で増加した。販売費及び一般管理費は、主に韓国における『FIFA ONLINE 4』や『KAISER』など新規タイトルや北米における『Choices』の広告宣伝費と人件費の増加で、前年同期比で増加となった。
このほか、ナット・ゲームズ・カンパニー・リミテッドの連結子会社化に伴い段階取得に係る差益を認識した結果、その他収益が前年同期比で増加する一方、その他の費用については、減損損失の計上額が減少したことにより、前年同期比で減少した。また、外貨建ての現金預金及び売掛金等について為替差益が発生した結果、前年同期比で金融収益は増加した。
セグメント別の状況は以下のとおり。
① 日本
売上収益45億円(同30.6%減)、セグメント赤字37億円(前年同期は18億円の赤字)だったた。日本では、PCオンラインゲーム、モバイルゲームともに減収となった。
② 韓国
売上収益1226億円(同12.5%増)、セグメント利益757億円(同18.1%増)とだった。韓国セグメントの売上収益には、子会社であるネクソン・コリア・コーポレーションの傘下にあるネオプル・インクの中国におけるライセンス供与に係るロイヤリティ収益が含まれる。主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』 (Dungeon&Fighter)の旧正月アップデート、労働節アップデート、10周年アップデートがユーザーから好評だった。
③ 中国
売上収益12億円(同36.9%減)、セグメント利益5億円(同51.8%減)だった。
④ 北米
売上収益96億円(同144.9%増)、セグメント赤字34億円(前年同期は28億円の赤字)だった。
オーウェン・マホニー社長のコメント
当第2四半期業績は、ゲーム運用における当社の強みを示すだけでなく、我々のビジネスモデルの有効性を立証する結果となりました。『アラド戦記』や『メイプルストーリー』等の自社IPタイトルのユーザー基盤や収益も引き続き成長し、新規ゲームタイトルも好調なスタートを切りました。その新作の多くは、自社開発のオリジナルIPをもとにしています。昨年韓国にて成功した『OVERHIT』は、国内プレイヤーの趣向に合うようカスタマイズを施した後、日本にて配信開始し、好評を博しています。モバイルアクションRPG『Darkness Rises』は、コンソールゲームさながらのグラフィッククオリティ及びゲーム性を実現し、グローバル展開後、数週間で1,000万を超えるダウンロード数を達成しました。また、直近で140か国以上に配信開始した『メイプルストーリーM』では、我々が誇る代表的タイトルの独創性の高いゲーム体験をモバイルゲームでも楽しんでいただけるようになりました。一方、PC・モバイル版を配信開始した『EA SPORTS™ FIFA ONLINE 4』においては、プレイヤーがスムーズに新しいゲーム体験へと移行できるよう、注力しております。我々は、ゲームの配信開始から数年が経過するまで、本当の成功とみなすことはしません。ネクソンのゲームタイトルを、長年にわたってプレイヤーに楽しんでいただけるよう、高品質なアップデートやイベントを実施してまいります。
■第3四半期の業績見通し
続く2018年12月通期の見通しは非開示。第3四半期の予想を開示しており、売上収益1992~2041億円(前年同期比9.3~12.0%増)、営業利益917~959億円(同16.5~21.9%増)、最終利益993~1028億円(同68.6~74.5%増)、EPS111.93~115.86円を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659