マイネット<3928>は、8月15日、東京都内で2018年12月期の第2四半期(1~6月)の決算説明会を開催した。説明会では同社の上原仁社長(写真)がまずは説明を一通り行い、その後に質疑応答が行われた。今回の記事では、3月に発生したサーバーへの不正アクセスによるサービス群の現況について取り上げたい。
この問題について上原社長は、「後になったから言えるが、経営危機と言える状況だった」とし、約3分の1のタイトルが影響を受ける中、「残る3分の2のタイトルを運営するチームがめげることなく頑張ってくれた」(上原社長)としていた。
なお、これらのタイトルは月ごとに回復傾向を示しており、「売り上げは8割くらいまで回復」(同)しているという。また、この影響をカバーし、全体業績の四半期売上高は過去最高を記録している。
なお、今後の対策については、「穴があった事実にはしっかりと目を向けて、コストと時間をかけて同じ不安を起こさせない取り組みを進めている」(同)とし、マネジメント面とガバナンス面の両面から対策を進めているとのことだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社マイネット
- 設立
- 2006年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 岩城 農
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3928