【イベント】『モンスターハンター エクスプロア』新コンテンツ"幻界深域"を先行プレイ! ローグライクを意識した新しい遊びが実現!

カプコン<9697>は、9月3日にカプコン東京支店にて、メディア向けの『モンスターハンター エクスプロア』の新コンテンツ"幻界深域"体験会を開催した。発表された新情報とともに、テストプレイの所感をレポートしていく。

『モンスターハンター エクスプロア』は、カプコンが運営するスマートフォン専用ゲームのひとつ。人気タイトル『モンスターハンター』をスマートフォン用に改修し、落とし込んでいる。

9月12日に、『モンスターハンター エクスプロア』は、バージョン8.0となる大型アップデートを予定している。それと同時に、新たなイベントコンテンツ"幻界深域"が追加される。


▲最近は、新イベントやアップデートのイメージイラストは、モンスターや装備品にフィーチャーしたものだったが、久しぶりにハンター自身にフォーカスしたイメージイラストが公開された。

今回の発表会には、本作のプロデューサーの関野亮央氏と、ディレクターの並木拓巳氏の両名が登壇した。おふたりは、今回のアップデートについて「『モンスターハンター エクスプロア』のテーマのひとつでもある、探検の要素を改めて押し出すコンテンツ」だと表現している。


▲プロデューサーの関野亮央氏。


▲ディレクターの並木拓巳氏。



▲「不思議なダンジョン」のような、いわゆる「ローグライク」と呼ばれるシステムを織り込むことで、"探検感"と"選択の面白さ"を実現した。

"幻界深域"は、毎回ルートや配置が変化するマップを攻略していく、ソロ限定コンテンツとなっている。マップには常にルート分岐があり、ルートによって出現する敵や、手に入る報酬が違っている。

敵のいないルートを進めば安全だが、手に入るアイテムは少なくなる。敵が多いルートは危険も多いが、報酬も増える。敵が強力であればあるほど、報酬もより良いものに手に入るという仕組みになっている。



イベントの開催期間中は、24時間いつでもクエストに挑戦可能だ。クエストに出発する際には、このイベント用のスタミナとなる"探索燃料"を消費する。

また、"幻界深域"では、イベントクエスト全体で武器種に制限がかかる。今回は「大剣」、「片手剣」の2種類に限定される。パートナーは連れていけるが、オトモは連れていけない。もちろん、パートナーの武器種も「大剣」か「片手剣」でないといけない点には注意が必要だ。



"幻界深域"は、スタートとなる「始点」をはじめとして、大きく4つのエリアに分けられている。それぞれのエリアには、いくつかのマスがあり、それを順番に進めていくことになる。奥に行けばいくほど敵は強くなっていくが、その分報酬は良くなるというわけだ。



"幻界深域"探索の報酬は、"福引屋"と"探検ナビ"から獲得できる。"福引屋"では、クエストクリア時に加算されていくポイントを消費して、ボックスから報酬を獲得できる。ここでの目玉報酬は、ニャン検隊装備などが手に入るクエストに挑戦できる"幻界チケット"だ。

そのクエストでは、現状では入手方法が限られている「闇崩護剣」や、最新の「オーロワ武器」も手に入る。チケットを5枚使ってクエストに挑めば、報酬が確定するので、できるだけ枚数を揃えてから挑みたい。



"探検ナビ"では、"幻界深域"用のミッションが大量に追加される。しかし、あまり特殊な条件は設定されていないので、イベントを進めていくうち、どんどん報酬が手に入るようになっている。



このイベントでは、独自のアイテムやスキルも実装される。まずは、クエスト進行中に採取で手に入る"深域アイテム"。敵全体にダメージを与えたり、睡眠を付与したりする強力なアイテムも登場する。

"深域スキル"は、深域アイテムと同様に探索中に付与される特殊なスキル。そのクエストをクリアすると効果は消える。それに対し、永続的に効果を発揮するのが、福引屋のボックスから獲得する"福引スキル"だ。福引をすればするほど攻撃力や防御力が上がっていくという、"幻界深域"攻略における重要な要素だ。


▲福引スキルによる強化を重ねていけば、初心者であってもコツコツと進められるため、あらゆるプレイヤーが参加しやすいイベントになっている。

装備品も"幻界深域"用のものが登場する。これらは、"幻界深域"向けの期間限定スキルがあり、これを一式揃えれば"幻界深域"に挑戦しやすくなる。しかも、1度でも"幻界深域"のクエストに挑戦すれば、一式がプレゼントされるので、初心者であっても遅れをとることがない。



▲これらの装備は、ニャン検隊や福引屋でも手に入る。


▲最終的には、イベント装備を進化させてから挑む"最終チャレンジクエスト"が目標となる。

初めての"幻界深域"開催にあたって、ログインプレゼントも実施される。イベント武器の他にも、クエスト開始時に消費する探索燃料を回復するアイテムが配布される。さらに、イベント開催期間中は、日替わりログインボーナスとして、探索燃料、狩玉、レア進化素材の"地殻の羅針盤"が配布される。



これで"幻界深域"に関する発表は終了となったが、その後サプライズとして新オリジナルモンスターのお披露目も行なわれた。



▲いかにも火属性といった見た目。水属性が有利になるそうだ。

新たなオリジナルモンスターは、古龍の"天晶龍エオ・ガルディア"。追加時期は9月末に予定されている。このモンスターについて並木氏は「ネフガルムドとは違った動きをする。どんなアクションをするのかも楽しみにしてほしい」と発言している。

新モンスターのお披露目も終わり、いよいよ実機を使ったテストプレイがスタート。本来の手順通り、始点から探索をスタート。序盤のマップは、敵も少なく非常にシンプル。装備が揃っているプレイヤーなら、ここはサクサクと進められるだろう。



最後のマスで大型のモンスターの狩猟に成功したら、次のマスへ進み、また同様にマップを攻略していく。これを繰り返していくだけなのだが、全員が黙々とプレイに集中。全員が夢中になって、一心不乱に攻略を進めている。


▲ソロ限定コンテンツなので、他のプレイヤーのことを気にせずに進められる。

"始点"のマスを全て攻略し、"中域"に進んだあたりから、モンスターの体力が大きく上昇し、狩猟に少々手間取るようになってきた。ここで一旦マップ攻略は中断し、福引屋にいってみる。

今回は特別に大量の"イベントP(ポイント)"が用意されていたが、クエストクリア時に手に入るポイントの量もかなり多めなので、かなり気軽に福引に挑戦できるようなバランスになっている。


▲まだまだ序盤だが、特にボーナス無しでも、1回のクエストで7400Pをゲット。これだけで福引7回分に相当する。


▲付与してもらった分も使いながら、とにかく福引を引きまくった結果、"福引スキル"だけで攻撃力が1000近くも上昇した。やはり、"福引スキル"こそが、このイベント攻略のキーになりそうだ。

ちなみに、目玉報酬である"幻界チケット"が手に入ったら、次のボックスに移行できるようになる。幻界チケットが入ったボックスは全部で10個。11個目以降は、同じ内容のボックスが無限に出現する。


▲ひとつ目の幻界チケット割とあっさり取れてしまったが、やはりスキルを獲得したいので、1個目のボックスを継続して引き続けた。どこで次のボックスに移るかはプレイヤーの目的次第だろう。

ある程度ゲームも進んだところで、ゲームはオートプレイに任せつつ、テストプレイの様子を見て回っていた関野氏と並木氏から色々とお話を聞いてみた。

関野氏は今回のイベントについて「単なるイベントというわけではなく、『モンスターハンター エクスプロア』の中に新たな『モンスターハンター エクスプロア』を作るような感覚」だと言っていた。その言葉通り、実際に遊んでみても、狩猟にウェイトが寄っていたこれまでのコンテンツとは、かなり違った感覚のコンテンツになっている。

さらに「現状の"強襲クエスト"は、一部のコアユーザー向けの重たいコンテンツになっていると感じている。"幻界深域"は、初心者でも参加しやすい形を提供しながら、"強襲クエスト"で疲労しているユーザーにとって息抜きにもなるようなコンテンツにしたい」と新たなイベントに対する意欲を語ってくれた。

 
▲コツコツとプレイをしていくので、作業的にも見えるが、着実に強くなっていく過程を体感しやすく、思っていた以上に集中してプレイしてしまう。武器種に限らず使用できる、強力な"深域アイテム"もあり、工夫と努力次第で強敵を倒せるのは気持ちがいい。

関野氏、並木氏のどちらも「チケットだけ回収できればいいというプレイヤーがいてもいいし、福引スキルやアイテムを駆使しながら、どこまで深く潜れるかチャレンジするようなプレイヤーがいてもいい。各々のペースで"幻界深域"で楽しんでほしい」と言っており、そのためのソロ限定であるという点を強くアピールしていた。

"幻界深域"は、今後も1ヶ月に1回程度のペースで開催していくことが予定されている。既存のユーザーに新たなプレイ感覚を提供するだけでなく、初心者でも入りやすい内容になっているため、新規ユーザーとしても敷居が低いイベントであることが強く感じられた。すでにプレイしている人たちはもちろんだが、未プレイのユーザーは、"幻界深域"を本作を始めるきっかけにしてみることを強くお勧めする。



 
(取材・文 ライター:宮居春馬)


■『モンスターハンター エクスプロア』

 

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1983年6月
代表者
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決算期
3月
直近業績
売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
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