大和証券投資情報部は、1月24日付け「STOCK NEWS」で、角川グループホールディングス<9477>を取り上げている。
同社の4-9月期の業績は、営業利益が前年同期比7%増の25億円と会社計画を6億円上ブレとなった。ライトノベルズやコミックなどが伸長したという。
今後の収益拡大のポイントとして、大和証券は、電子書籍サービスをあげている。会社側は、2010年12月から電子書籍や映像作品などを「iPad」や「iPhone」向けに直販するサービス「Book☆Walker」を開始した。
自社刊行物を原作にしたアニメや映画、ゲーム、キャラクター商品など関連商品を幅広く扱う予定。2011年4月には作品数を1000に増やし、2014年度に年間売上高で30億円を見込んでいるという。
もうひとつのポイントとして、アジア展開をあげている。2010年4月、中国に現地法人を設立。大和証券は、アジア諸国では中間所得層が増加し、今後、都市情報誌の需要やアニメ、ライトノベルズの需要が増すと見ているという。同社は豊富なコンテンツを所有しており、アジアでの成長ポテンシャルは高いと指摘している。