VOYAGE GROUPとCCIが2019年1月に経営統合へ 電通がVOYAGEの親会社に 統合会社の会長にはVOYAGE社長の宇佐美氏、社長にCCI社長の新澤氏が内定

VOYAGE GROUP<3688>と電通<4324>は、10月31日、VOYAGE GROUPと電通の完全子会社サイバー・コミュニケーションズ(以下「CCI」)と2019年1月1日に経営統合を実施することを発表した。

経営統合は、VOYAGE GROUPを株式交換完全親会社、CCIを株式交換完全子会社とし、来年1月1日を効力発生日として、株式交換を行う形で行われる。株式交換比率は1対26で、VOYAGE GROUPは電通が有するCCIの発行済株式の全部を取得し、電通に対してVOYAGE GROUPの普通株式1344万1506株を割当て交付する。その結果、電通はVOYAGE GROUPの親会社となる。 

なお、経営統合後もVOYAGE GROUPは東証1部への上場を維持する予定だが、東証の上場廃止基準(市場第一部)に基づき「合併等による実質的存続性に係る猶予期間入り銘柄」となる可能性があるとしている。



経営統合の目的は、VOYAGE GROUPと電通およびCCIの強みを活かしたシナジーの創出を図ることで、企業価値の向上を目指すため。経営統合により、インターネット広告領域におけるリーチ力の強化を図るほか、開発力の向上及び新たな自社プロダクトの開発、新たな事業領域の拡大に努めていく。

なお、統合会社では、現VOYAGE GROUP代表取締役社長兼CEOの宇佐美進典氏が代表取締役会長、現CCI代表取締役社長の新澤明男氏が代表取締役社長に就任する。