【PSVR】SIEとフロム・ソフトウェア、『Déraciné』を11月8日に発売　古典的ADVを最新のVR技術で

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下 SIE)は、11月8日、日本国内で PlayStation 4(PS4)用/PlayStationVR (PSVR)専用ソフトウェア『Déraciné(デラシネ)』および『Déraciné(デラシネ) Collector'sEdition』を全国のPlayStation特約店および PlayStation Store(PlayStation4 および Web)で発売する。

■実在感と非実在感をテーマとした VR アドベンチャー
本作は、SIE JAPAN スタジオ、フロム・ソフトウェアという、PS4 用ソフトウェア『Bloodborne』と同じ開発体制による、完全新作の VR アドベンチャーゲームとなる。“古典的アドベンチャーゲームを、最新の VR 技術で描く”というコンセプト のもと、温かくもどこかミステリアスな物語が展開する。
 

VR ならではの「たしかにそこにキャラクターがいる」という実在感と、同時に感じる非実在の感覚、この VR でしか感 じられないユニークな感覚自体を、世界観に落とし込むことで、面白いコンテンツに出来ないかというアイデアがベー スになっている。舞台は、人里離れた場所にある古い寄宿学校てとなる。そこには、6 人の少年少女、そして年老いた校長が静かに暮ら している。プレイヤーは、止まった時の世界に住む妖精となり、通常の時に生きる少年少女たちと、様々な方法で 関わっていくことになる。
 
  
■止まった時の世界
止まった時の世界に住んでおり、人間からは姿も見えない妖精は、あくまでも間接的に子どもたちと関わっていく。止まった時の事象に干渉したり、異なる時を移動したり、あるいは、命の時間を与えたりといった、妖精独特の 様々な力が、物語を動かし、妖精と子どもたちの距離を縮めていく。
 

止まった時の世界では、子どもたちは皆止まっています。自由に動くことも、何かを喋ることもない。妖精を認識することもできない。だが、妖精が彼らを知る手段は存在する。止まった時の世界には、過去の記憶が思い出 として残っており、思い出の幻影を観察し、また思い出の言霊を聴くことで、妖精は子どもたちを知り、干渉するヒント を知っていく。やがて、子どもたちは妖精に気付き、隔絶された両者は、もどかしくも友だちになっていく

■断片が紡ぐ物語
妖精は、時の止まった世界を探索することで、思い出の幻影や言霊、メモ書きや古いカギ、楽器といったアイテムなどの、多くの断片的な手がかりを入手します。そして、それらの情報をつなぎ合せることで、今何が起こっており、自分 は何ができるのか、といったことが見えてきます。探索によって集まる断片的情報が、徐々にひとつの物語として流れ出す。
 
多くの断片に彩られた物語は、それをつなげることで進んでいきます。「少女は何を祈っているのか?」「子どもた ちは、ハーブをどこに隠したのか?」何が起こっているのか?というシンプルな問いですら、本作ではしばしば、探索 の対象となる。そして、物語は徐々に謎めき、単純に思えた断片が、別の意味を帯びてきます。断片がつながり、 意味をなす瞬間。それが本作独特の醍醐味となる。

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