テンアップ、ワイヤレスゲートなどを引受先とする第三者割当増資で1億円の資金調達 VRやIoTを利用した多様な教育機会の提供へ


VR・MR等を使ったブレインテックを展開するテンアップは、ワイヤレスゲート及びマネックスベンチャーズを引受先とする第三者割当増資により総額1億円の資金調達を行ったと発表した。

資金調達の背景と目的として、同社傘下の学習塾を拠点として情報通信サービスやIoTソリューションの提供に加え、生涯学習や投資教育、プログラミング教育等の年齢を問わない多様な教育機会を提供する、と説明している。

また同社は本郷三丁目に「IQ Lab」を設置し、9月1日より本格稼働した。初代所長には、Face Book傘下のVRハードメーカー「Oculus」の日本・アジア事業の主要立ち上げメンバーだった池田輝和氏が就任している。

さらに傘下の学習塾である典和進学ゼミナール(茨城県水戸市)の塾建物内において、VR・MR等の最新の情報通信サービスやIoTソリューションを体験できる無料カフェ「mirai cafe」を11月30日にオープンすることや、2019年1月には、地方や海外の遠隔地にいる受験生と「IQ Lab」の研究生として組織される東京大学の学生を中心とする上位難関校の現役大学生や、著名な予備校・塾講師から直接受験指導やメンタリングをVR・MR技術によって臨場感をもって受けることができる「VR school」をローンチするとのこと。

「VR school」は、既存のSkypeやGoogleハングアウト等のオンラインツールが有する機能に加え、VR機能とアバター機能、受講者管理機能、受講者の目視監視機能等を搭載し、受講生の学習効率を向上させるための同社の独自ブレインテックを導入している。