集英社とセルシス、 デジタルでマンガ制作をする作家のデジタル入稿支援に向けて業務提携



集英社とセルシスは、 デジタルでマンガ制作をする作家のデジタル入稿支援を目指し、業務提携を行う。セルシスのマンガ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」への集英社専用原稿用紙の追加や、作品を編集部・マンガ賞へオンラインで入稿する仕組みの提供から取り組みを開始する。

多くの作家がデジタル環境でマンガ制作を行う中、 紙媒体で行われてきた入稿やマンガ賞への投稿の仕組みでは、デジタルのメリットを最大限に活かしきれていなかった。両社は、印刷はもとよりオンラインでの配信も視野に入れながら、デジタル環境で制作を行うメリットも活かせる入稿フローを確立し、よりマンガを出版・配信しやすい環境の実現に向けて取り組みを進めていく、としている。


■集英社向け専用原稿形式について 
CLIP STUDIO PAINTに、 集英社の全マンガ誌・全コミックスに向けて利用可能な「集英社マンガ誌A(少年ジャンプ、 マーガレットなど / 新書判単行本化)」、 「集英社マンガ誌B (ヤングジャンプなど /  B6判単行本化)」の2種類の原稿形式をプリセットした。 今回新たに設けたセーフライン機能を意識して作画することで、 キャラクターの表情やセリフなどの大事な情報が、 雑誌と単行本のように媒体によって印刷する判型が変わる場合でも、 裁ち切りされることなく印刷される。 


■編集部、 マンガ賞へ入稿する仕組みについて 
CLIP STUDIO SHAREの機能と連携して、 印刷原稿や、 マンガ賞応募に必要な、 高解像度のデータ原稿をweb経由で送付できる。 あわせて、 データ送付だけではなく、 ブラウザ上で作品の閲覧を行うことも可能。閲覧のためのビューアは、 業界トップクラスのシェアを持つビューアソリューションである、 セルシスのCLIP STUDIO READERを利用している。





■集英社 デジタル事業部 デジタル事業第一課 課長 岡本正史氏のコメント


集英社で作品を発表いただいているプロのマンガ家の方々。 そしてプロのマンガ家を目指される方々。 みなさんにとって意義のある、 大きな取り組みができたと考えています。 

まず、 集英社入稿用のプリセットについて。 マンガの商業出版では、 雑誌→コミックス→文庫版などで、 紙面の大きさだけでなく比率が変わります。 そうしてサイズが変更されても裁ち落としされない領域を示す「セーフライン」の設定~表示機能を、 今回セルシスさんに新規開発いただきました。 著者の方々はもちろん、 編集~製版~印刷にわたる多くの関係者に、 長い期間にわたり利益をもたらす取り組みだと思います。

そしてマンガ賞連携。 集英社はこれまでも「誰でも、 自分が連載したいマンガ編集部に電話をかけて、 直接原稿を持ち込んで話ができる」というように、 新しい才能に広く門を開いてきました。 今回、 新たなデジタル投稿の門ができたことで、 さらに多くの才能と出会えること。 ここから、 私たちがまだ知らない新しいマンガが生まれてくることを、 とても楽しみにしています。 



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